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【2000・5・31】 【連載回数 第?回】...
Protocolとは
定義
1)Pouzin & Zimmerman:
プロトコルとは、コンピュータ間(処理する物体)で情報転送を制御するためにつくられた共有の道具である
2)Davies:
プロトコルとは、分散環境において相互作用や協調作業を望んでいるプロセス間での情報交換を規定する手続きである
3)Sunshine:
ユーザの観点より、プロトコルとは、他のユーザと多種多様な相互作用を可能にするためのサービスを提供する
4)More generally:
プロトコルとは互いに協調作業を行うため、2つ以上の独立したプロセスによって合意されたルールの集合である
相互接続モデル
・複数の異種のネットワークの出現
SNA(IBM)、DECNET(DEC)等
1970〜1980年ではIBMのコンピュータがほとんどだったが、DECがでてきた
・異機種間の相互接続の必要性
ー異なるネットワーク間
ー異なる計算機間
・集中システムから分散システムへの移行・国際標準規格協会(ISO)によるOSI参照モデルの提案
OSI参照モデル
・Pouzin と Zimmerman により提案
・7層(layar)の機能からなるインターフェース構造
・おのおのの層で発信者と受信者が同じ手順(Protocol)により通信を行う
・ネットワークのノードを下位3層から成る中継システムとして表す
OSI参照モデルの7つの層
7 応用層 ・・・応用に共通的に必要な機能、プロセス間の相互関係を管理する機能などを含む
6 プレゼンテーション層 ・・・データの表現法を定める。データのシンタクスのみに関係する部分だけを扱う。ファクシミリの符号などはここに含まれる。
5 セション層 ・・・プロセス間の対話、すなわち情報の送受を管理する。全2種 半2重の選択、エラーからの再開法などを含む4 トランスポート層 ・・・エンドシステム内のプロセス間のトランスベアレントなデータ転送をおこなう。誤り制御、フロー制御などの機能をふくむ。
3 ネットワーク層 ・・・エンドシステム相互のデータ転送を保証する。ルートの選択、データ転送や中継などが含まれる。
2 データリンク層 ・・・物理層を通じてノード間にトランスベアレントなデータ伝送を保証する
1 物理層 ・・・ビット列を伝送するための機械的、電気的、機能的な規約を定める。モデムやコネクタなどの規約がその例である。
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