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仕事と情報システム

【2000.6.30】 【第11回】



1.データ、情報、情報システム
・データ → 事実や知識を示す文字や数値の集合、価値判断を含まない。
・情報 → 前提 : 利用者の存在
● 利用目的のために有用
● 適時性
● 利便性

良いデータ
・事実や知識 → 正確に反映
・情報母体 → 網羅性 ←信頼性

良い情報を常に得るためには
必要条件 : その仕事に関係する正確なデータをもれなく集めること。
十分条件 : 利用しやすくするツールの開発。← 情報システム

● 1. 事象・取引
↓ 文字、数字
● 2. データ
↓ 蓄積
● 3. データ(網羅性)
↓ 抽出
● 4. 情報システム (要約・加工)

● 5. 情報
↓ 利用目的に有用
● 6. 利用者
↓利用目的 ( 3に戻り、繰り返し)

意思決定のメカニズム(組織論)
1. 組織にとって何が問題であるかを認識する。
2. その問題の解決の制約となる環境を把握する。
3. 問題解決のための代替案をいくつか識別する。
4. 各代替案ごとの効果の予測。
5. 代替案のうち最適なものを選択。

2. 作業と情報システム
・作業における情報 → 具体性、適時性

構築のポイント
作業者の行う作業の分析
↓ つまり
● どのタイミングで、どの情報が必要か

3.管理と情報システム

・ 管理における計画 → 計画と実績 → 把握

4. 戦略的意思決定と情報システム

戦略的意思決定
1. 非日常性。
2. 必要な情報がその都度異なる。
3. 情報のニーズの不予測性。
→ 1.2.3.は情報を生成する過程において、シミュレーション機能をあらかじめ完全に準備できない。

にもかかわらず
問題が認識され、情報ニーズが明確になってから、シミュレーション結果を提供するまでの許容時間が短い。

会計の役割・・・ 利益計算

会計サイクルは、利益計算に関わる様々なニーズを分析し、必要なデータを識別して利用目的に適合した情報を生成し、利用者に提供することを目的とする業務サイクルである。

会計の領域
1. 財務会計(外部)
2. 管理会計(内部)
2ー1. 業務評価会計
2ー2. 意思決定会計

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