第2正規形とは?


第1正規形で、かつ、主キー以外の属性が主キーに対して完全関数従属となるものを第2正規形という。第1正規形を得るときに連結キー(伝票番号+商品コード)が発生することもあり、連結キーについて部分関数従属となることがある。このとき、さらに分解して第2正規形とする必要がある。

第2正規形の例



第1正規形のレコードにおいて、「伝票番号、商品コード、数量、単価」のグループの主キーは、伝票番号と商品コードの連結キーとなっている。しかし、数量と伝票番号と商品コードを組み合わせてはじめて特定できる。すなわち、数量は伝票番号にも商品コードにも関数従属でなく、連結キー「伝票番号、商品コード」に関数従属である。このとき、数量は、主キーに対して完全関数従属であるという。一方、単価は、同一商品については同一単価という設定ならば、商品コードから導くことができる。このことを、「単価は主キーに対して部分関係従属」という。しかし、同一商品であっても顧客ごとに単価が違う場合は、主キーに対して完全関数従属となる。




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