第1正規形とは?
表の中に繰り返し項目を1つも含まないものを、第1正規形という。非正規形のレコード様式は、「商品コード、数量、単価」のグループに繰り返しがあるため、これらを複数レコードに分ける。しかし、単純に分けると、伝票番号との関係がわからなくなるため、分解するときは、主キーを設定する。主キーは、レコードを一意に識別するための属性である。主キーは、1つの表においてユニークでないといけない。また、ナル値も許されない。
たとえば、非正規形において伝票番号が全体を通して一連番号であるとすると、伝票番号を主キーとして設定できる。以下、表の例示において、網掛け部分の属性が主キーである。そして、繰り返しを分割した各レコードは、商品コードもあわせて主キーにしないと特定できない。
第1正規形の例
非正規形のレコード形式において、ある伝票番号をもつ顧客コードは1つしか存在しないとすると、顧客からの伝票に関する問い合わせについては、伝票番号で確認できる。この時、「伝票番号 → 顧客コード」と表現し、「顧客コードは伝票番号に関係従属でる」という。
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