←講義のツボメニューへ
←ヒューマンインタフェースシラバスへ 入出力デバイス(3)
1999,11,05 第5回
出力デバイス(続き)1.2 3次元表示(資料1.2)
(A)立体感の再現
・心理的要因
遠近法、明暗、陰影、遮蔽 →曖昧、多義的に知覚
・生理的要因
両眼視(輻輳角、両眼視差)、単眼運動視差(A)立体感の表示
ものが立体に見える→目が二つ、離れて存在するから
「ものに光が当たり、それが反射して目に入ってくる」事象と同じことを再現できれば立体画像を作ることができる。(B)立体の再現
(B-1)ホログラム表示
立体対象物と同じ光の強度位相を実現(B-2)空間走査型ディスプレイ
2次元ディスプレイを高速で動かし、残像により3次元表示する(C)視野的臨場感
・ 広い視野、奥行き感、高詳細度
(C-1)全天周ディスプレイ
設置スペースが巨大
(C-2)HMD(Head Mount Display)
小型の表示デバイスを眼球直前に設置
頭部の運動に応じて画像を表示
(C-3)網膜投影型ディスプレイ
網膜上に微弱なレーザー光線で直接表示
音声出力(下に行くほど自由度、自然度が高い)
(1)録音再生方式
音声をすべてICテープに録音、単純に再生
(2)録音編集方式
単語、文節単位で録音、結合しながら再生
(3)パラメータ編集方式
単語、文節単位で録音、デジタル処理で不自然さを消して結合
(4)規則合成方式
発音単位で録音、アクセント、イントネーション、リズムから音声を合成触覚出力
(1) 機械力を用いた触覚提示
(2) 圧力を用いた
(3) 張力体制感覚出力
・移動感覚の提示
(1) 着座搭乗型ロコモーションインタフェース
椅子を動かし、加速度や振動を提示
装置の巨大さに比べ移動量が小さい
モーションベース(2)立脚歩行型ロコモーションインタフェース
・ 自分の足で移動する感覚を提示
→前進する動きをうち消す機構が必要
パッシブ型:歩行者が滑り運動
アクティブ型:外部からの動力で打ち消す★課題
説明しなかったインタラクティブな出力デバイスを5つ挙げよ(どんなもの?利点は?欠点は?)
←ヒューマンインタフェースシラバスへ
ご意見,ご感想は掲示板にお願いします.
1999,Ryoichi Moriyama All rights reserved.