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二要因の混合計画


A1 A2
B1 B2 B3 B1 B2 B3
村山 村山 村山 高島 高島 高島
島田 島田 島田 橋本 橋本 橋本
川崎 川崎 川崎

二要因の混合計画も、主効果と全体の偶然のズレ、交互作用の計算は同じです。

F比を求めるとき、その分母は、次のものになります。

-主効果である要因AのF比の分母-

要因Aは被験者間配置なので、被験者間の個人差が分母になります。

式は次のとおり。

ここでの一人あたりのデータ数は、上の表を見ると「村山」が3つのデータを持っているので、データ数は になります。

-主効果である要因Bと交互作用のF比の分母-

要因Bと交互作用はともに、被験者内の偶然のズレが分母になります。

式は次のとおり。

<分散分析表>(例)

                   

要因

平方和

自由度

平均平方

F比

要因A
個人差(S)

0.06
0.44

1(要因Aの条件数−1)
4(人数−要因Aの条件数)

0.06
0.11

0.55

要因B

4.02

2(要因Bの条件数−1)

2.01

2.34

A×B(交互作用)

11.08

2(要因Aの自由度×要因Bの自由度)

5.54

6.44

S×B(偶然のズレ)

6.88

8(個人差の自由度×要因Bの自由度)

0.86

 

全体

 

17

 

 

分かったら応用問題です