交互作用の意味について、図式的に説明します。
交互作用のグラフは、縦軸に点数を、横軸に条件をとり、群別に平均点をとります。
下のグラフの場合、点数は表示されていませんが、b1、b2が条件、a1、a2が群、●や■で表示されているのが平均点です。
まず、交互作用のない場合を見てみましょう。
●交互作用のない場合
交互作用のない場合のグラフはb1とb2の条件間でグラフは平行になります。
主効果と交互作用は、それぞれ独立とされるので、交互作用はなくても、どちらか、または、A要因、B要因双方の主効果が有意であることもあります。
以下に交互作用のない場合のグラフを示します。
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●交互作用のある場合
交互作用のある場合のグラフは平行にはなりません。
以下に交互作用のある場合のグラフを示します。
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練習問題では、各条件の平均が
クリスピー 普通 辛口 79.666… 72.666… 普通 71.00 74.333… このようになっていました。これをグラフで表してみると、
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これは(6)のケースにあたり、A要因(クリスピーチキンor普通のチキン)、B要因(辛口or普通味)の主効果はないが、クリスピーチキンのときは辛口がよく、普通のチキンのときは普通味のほうがいいという交互作用がでているのです。
応用問題をやりましょう