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交互作用が有意


分散分析の結果、A要因、B要因の主効果には有意差が見られず、交互作用に有意差が見られました。

主効果に有意差がないということは、「その要因単独の効果はなく、組み合わせによって効果に違いがある」ということになります。

そこで、各条件の平均を見ると、

  クリスピー 普通
辛口  79.666…  72.666…
普通  71.00  74.333…

辛口に関していえば・・・クリスピーと普通を比べると、クリスピーの方が高い。

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普通味に関していえば・・・クリスピーと普通を比べると、普通の方が高い。

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ということは、「クリスピー、辛口は、単独で使うより、両方を使った方がよく、逆に、どちらかを使うくらいなら、普通のチキンの方がよい」ということが分かります。

上の結果を、あなたは店員さんに伝えました。

店員さんは

「そうか。それぞれを単独で売るくらいならやめて、両方を組み合わせて売ったほうがいいんだ。よし、辛口クリスピーチキンを売り出すことにするよ!」

交互作用の意味