【 全体の目次 】

【 ←前に戻る この章の目次 次に進む→ 】

答え 3


それでは答えを見ていきましょう。

まず、要因とは、データの分散を生じさせた原因のことだったので、表には

要因

平方和

自由度

平均平方

F比

平均の差

 

 

 

 

偶然の差

 

 

 

全体

 

 

が、まず入ります。

次に、平方和とは、ズレの分散値の合計のことだったので、そのズレが入ります。

ズレを計算するには大平均を求める必要があります。公式はここです。

(各平均値は、モグモグ 79点、 ワクワク 80.3333…点、 パクパク 72.3333…点 で計算しています。)

大平均 = 77.2222… = 77.22 になります。

これを使って、全分散(公式はここ)、平均の差(公式はここ、偶然の差(公式はここ)を求めます。すると、四捨五入して小数点第二位までで求めると、

全分散 = 3077.7777… = 3077.78

平均の差 = 551.1111… = 551.11

偶然の差 =  2526.6666… = 2526.67 になります。これを入れて、

要因

平方和

自由度

平均平方

F比

平均の差

551.11

 

 

 

偶然の差

2526.67

 

 

全体

3077.78

 

まで入ります。

それから、自由度は ぞれぞれの 要因ごとの固有の値をとらなければならない ので、(出し方はここ

平均の差の自由度 =  3−1 = 2

偶然の差の自由度 =(15−1)+(15−1)+(15−1)=42

全体の自由度 = 45 - 1 =44 になります。これを入れて、

要因

平方和

自由度

平均平方

F比

平均の差

551.11

2

 

 

偶然の差

2526.67

42

 

全体

3077.78

44

までできます。

そして、平均平方は 自由度一個分に平均した平方和 だったので、四捨五入すると、

551.1111… ÷ 2 = 275.5555… = 275.56

2526.6666… ÷ 42 = 60.1587… = 60.16  になります。 

これを入れて、

要因

平方和

自由度

平均平方

F比

平均の差

551.11

2

275.56

 

偶然の差

2526.67

42

60.16

全体

3077.78

44

までできます。

そして、F比は 平均の差によるズレが偶然の差によるズレの何倍になるかを示したもの なので、

F比 = 275.5555… ÷ 60.1587… = 4.5804… = 4.58 の計算になります。

F比は、4.58となります。

要因

平方和

自由度

平均平方

F比

平均の差

551.11

2

275.56

4.58

偶然の差

2526.67

42

60.16

全体

3077.78

44

これで、分散分析表が完成しました。

あっていたら、次に進む