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比べてみよう


LSDは、



とでます。

LSDがでたら、各条件どうしの平均の差を求め、それぞれの差がLSDより大きいかどうかを見ます。

 

ワクワク

モグモグ

パクパク

データ数

20

20

20

平均点

84.00

79.50

88.15

標準偏差

5.3851…

5.4543…

5.3411…

差は絶対値をとるので、LSD=3.51 と比べると、

  |ワクワク−モグモグ| = | 84.00−79.50 | = | 4.50 | > LSD

  |モグモグ−パクパク| = | 79.50−88.15 | = | 8.65 | > LSD

  |パクパク−ワクワク| = | 88.15−84.00 | = | 4.15 | > LSD

全部の差が、LSDよりも大きくなりました。

ということは、ワクワクとモグモグ、モグモグとパクパク、パクパクとワクワク、全てのお店の間に有意差が見られた、ということになります。

もっと詳しくいうと、有意水準を5%としたとき、各店の評価の平均の大小関係は、モグモグ<ワクワク<パクパクであった、ということが言えます。

店員:「ワクワクとモグモグはt検定でやったときも差があったしなぁ。しかし、パクパクのポテトの評価は高いなぁ・・・」

「パクパクの評価が高いのが気になる・・・」

応用問題をやる