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【情報環境論】

【2003/12/22】【第11回】



本日の講義内容 


グループウェアの有効性〜コミュニケーション〜



対面でのコミュニケーション


*コミュニケーションにおいて、特にグループコミュニケーションの特徴を学びます*

メンバーが直接的に相互作用するグループコミュニケーションの特徴
(Mc Garth & Holing shead 1994)

a.全てのメンバーが全てのチャネルにおいて、時間差0で結ばれている
  (チャネル=チャンネル:音声、視覚情報、身体動作、声のトーンetc..)
b.一時点で発言することのできるメンバーは1人
c.現時点での話者は、次の話者の決定ができる
d.メンバーの発言権は均等ではない
e.話者は様々なチャネルを通じて、発言の終了を示すことができる
f.各発言がそれ以前の発言と、論理的、心理的に関連していることが期待されている

+α↓

・発言内容は、社会的規範、自己規範により制約を受ける
・発言機会は、社会的地位、専門性、性別により、偏りが生じる
非匿名性、非言語的手がかり
  (⇒ここから社会的自己規範が引き出される)

*b, c, e はその時点での話者がある程度コントロールできる*


【影響】
負の影響正の影響
○プロセスの損失(Steirer 1972)
    ・グループメンバーの動機付けの低下
    ・メンバー間での相互調整の失敗
○知的ただ乗り
○沈黙の螺旋(Newmarr 1984)
 (周りが沈黙するとそれが他人への同調圧力になるもの)
○アイディアを即座に外化できないことによる、動機付け、
 効率の低下

○即時性、非言語的手がかりよるメンバー間の
   フィードバック

    (相互刺激、相互扶助など)



企業におけるビジネスプロセス(ワークフロー)


ビジネスプロセス:企業の業務における(内部的な)活動
・ビジネスプロセスマネジメントの考え

  儲ける、生き残る ⇒ 新製品、新サービス、新規市場!
  (↑企業が追求するもの)

しかし、製品の移り変わりが激しく、物があふれている現代、新規開拓は困難・・・

↓↓
QCT(Quality, Cost, Timecycle)
   ⇒自己の業務の改善
      ・業務活動の明確化(論理的、数学的に)
      ・分析・評価
      ・業務手順の変更


▼業務の分類図



ビジネスプロセスモデリング


何をどう書けばよいのか?
  ○記述要素
  ○記述手法
    ・構造化手法(適用性、一般性)
    ・詳細度(サブプロセス化)
    ・プロセス間関係
  ○評価観点手法



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ツボ・ライン

担当者: 及川美紀