第二回講義
人間とコミュニケーションの歴史
- 技術と社会
技術
- ハードウェア要素 物理的実態
- ソフトウェア要素 機能 → 目的、機能達成のための情報
技術の位置
- 社会と孤立していない
- 社会や人を変える力になる → 人間の力を増加させる。
通信(テレコミュニケーション)の技術
- TELE(遠い) COMMUNICATION
多くのコミュニケーション技術の基盤となる
- 通信の技術が変わればコミュニケーションの形も変わる
↓
社会の形も変わる!!
コミュニケーションの技術
- コミュニケーションをする方法のための技術
→コミュニケーションスキル
カウンセリング、インタビュー、SEに必要なコミュニケーションなどなど
- コミュニケーションの仕方を変える道具としての技術
→コミュニケーションテクノロジー
社会とコミュニケーション技術
- コミュニケーション技術の発展
第一の発明(言語)
言葉により簡単に情報交換が出来る : 人と人直接情報交換
第二の発明(文字)
文字がないときには
情報は語り伝えるしかない
一度に多くの人に伝えられない
語り伝えるうちに情報が歪む
文字があるときには
情報の記録が出来る
時間差のあるコミュニケーションが可能
紙が発明されている(文字を記録するため)
直接会わなくともコミュニケーション可能
第三の発明(活版印刷)
15世紀 グーテンベルクが発明
ひとつの情報を多数の人間に同じ形で伝達
情報の大量生産、大量流通
マスコミュニケーションの始まり(少数から多数への単一方向への情報)
書籍の登場
新聞の登場
映画の登場
第四の発明(電気通信技術)
電信(1835年) 遠く離れたところへ瞬時に送る、専門家を介しての通信
電話(1876年) 離れた場所での人間の自由な会話
電気的な方法を用いた個人的なコミュニケーション(パーソナルコミュニケーション)
コンピュータを用いたコミュニケーションシステム
さまざまなメディアを同じ仕組みで伝達
双方向性・単一方向も可能
コミュニティの大きさもさまざま
人間の能力の更なる拡張
(時間的、空間的、聴覚的、視覚的)
- コミュニケーションの形態の変化
マスコミュニケーション
新聞、ラジオ放送、テレビ放送
パーソナルコミュニケーション
電信、電話、インターネット(Web,Mail,放送などなど)
コンピュータを使ったコミュニケーション
電子的な基盤を用いたコミュニケーション
中間的なコミュニケーション
パーソナルでも、マスでもない
単一方向 + 双方向の組み合わせ
複数のメディア、リアルタイム記録
- インターメディエイトコミュニケーション
インターテイメント + メディアの登場
複数のメディアを用いてパーソナルとマスの中間的なコミュニケーション
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