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【2003.05.06】統計の基礎(2)〜 理解がムズカシイと思われる箇所
※植竹先生のおっしゃっていた、「正規化」という言葉は「標準化」と置き換えて授業に臨んでください。
ある電気材料の鉄板の厚さの規格が6±0.05mmで与えられている。平均6.03mm標準偏差0.08mmの正規分布に従うような工程では不良品が何%見込まれるか?必要に応じて、正規分布表を用いなさい。 標準化とは
標準化とは平均値や標準偏差が異なるデータを同じ基準の上で見るための操作です。具体的には(個々のデータ−平均値)/標準偏差を計算します。
このことを今回の問題に適用すると、
標準化
(6.15ー6.03)/ 0.08 ≒ 1.5
(5.85ー6.03)/ 0.08 ≒ 2.25
これに対応する値を正規分布表でしらべる。
見方はこちら。
すると、これ対応する値はks = 1.5→0.665
ks = 2.25→0.0122この2つを足して、
0.665 + 0.0122 = 0.079と出てきたわけです。つまり、8%が不良品が含まれているということになります。
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