【授業の方針】
1.達成目標: (1)情報システムにおける性能評価の概念と事前・事後の性能評価の重要性とそのポイント
を理解する。
(2)通信ネットワークの構成と動作原理を理解し、その性能評価手法の基礎について理論と
実測の面から習得する。
2.学部の目標との関連: 大規模なソフトウェアを設計・開発・管理できる人材
【授業の概要】
世の中の事例から、大規模な情報システムに生じる様々な問題を紹介し、性能評価の概念と重要性を理解させる。次に理論的・実験的に性能評価を行う手法について解説し、簡単な繰り返し演算プログラムを作成して性能低下の体験を通じて理解を深める。通信ネットワークの性能評価方法については、シミュレーションソフトや測定装置の利用方法を簡単に解説する。さらに、トラフィック輻輳問題に関しては、待ち行列理論を説明し、他の応用問題に取り組む際の考え方と、スキルを身につける。
【授業の計画】
第01回(4月11日) 性能評価とは 第02回(4月18日) 性能の予測方法 第03回(4月25日) 解析手法の基礎 第04回(5月 2日) 情報システムのアーキテクチャ 第05回(5月 9日) コンピュータの性能評価 第06回(5月16日) CPU時間の推測方法 第07回(5月23日) 記憶装置(メモリ)の性能評価 第08回(5月30日) I/Oを含むコンピュータシステムの性能評価 第09回 (休講) 通信ネットワークの性能評価 第10回(6月13日) ディジタルネットワークの種類と仕組み 第11回(6月20日) ネットワークシミュレーション手法 第12回(6月27日) 待ち行列理論の基礎 第13回(7月 4日) 待ち行列理論の応用 第14回(7月11日) 総合演習と総括 第15回(7月18日) 総合演習と総括
担当:越場 千絵←授業選択画面に戻る
g031z057@edu.soft.iwate-pu.ac.jp
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