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データ通信の基礎
【2003/05/02】【 第6回】
＜本日の講義内容＞
▲データ網
▲交換方式（Switch）
▲多重化
▲パルス符合変調（Pulse Code Modulation）
▲ISDN
データ通信の基礎
データ網（Digital Data Network） = 電気信号（アナログ）を１、０の信号に変換して
情報を伝達する
※この変換作業は一番はじめに行われなければならない！
○種類
１）回線交換網（Circuit Swiching Networks）
２）パケット交換網（Packet Swiching Networks）
３）総合ディジタルサービス網 -- ISDN, BISDN（ATM網）
利用者からの呼（call）を交換する。
Callとは、利用者からの接続要求である。
実際には、利用者間でデータが送受信される。
１）回線交換方式（Circuit Switching）
-- 空間分割回線交換方式（Space Division CS）
-- 時分割回線交換方式（Time Division CS）
２）蓄積交換方式（Stored and foward Switching）
-- メッセージ交換方式（Message Switching）
-- パケット交換方式（Packet Switching）
多重化とは、複数の情報信号をまとめて、ひとつの物理伝送路へ送出することである。
なぜ多重化が必要か？？
-- 回線の効率を上げるため
-- 輻輳（Congestion）を回避するため
多重化の方式
１）周波数分割多重伝送方式
(Frequency Division Multiplexing:FDM)
２）時分割多重伝送方式
(Time Division Multiplexing:TDM)
３）波長分割多重伝送方式
(Wave Division Multiplexing:WDM)
４）符合分割多重伝送方式
(Code Division Multiplexing:CDM)
現在主に研究が進められているのが
波長分割多重伝送方式である。
｜｜
WDM(Wave Division Multiplexing)
--波長の異なる複数の光を一つのファイバーに多重化
--光を直接多重化でき、損失が少ない（長距離伝送）
--高速大容量のネットワークを実現（Gigabit, Terabit）
| パルス符合変調（Pulse Code Modulation:PCM） |
パルス符合変調とは、電話網、つまりアナログ音声のデジタル化のことである。
| ISDN（Integrated Service Digital Network） |
ISDNとはこれまで独立していた異なるサービス（電話、FAX、データなど）を統合して一つのデジタルネット
ワークとし、一つのインターフェースより、複数のチャンネルを提供するものである。
チャンネルの種類
Ｂチャンネル：６４kbpsのデータチャンネル（回線、パケット交換）
Ｄチャンネル：１６kbpsの回線交換制御信号およびパケット交換
Ｈ：高速専用データチャンネル
--Ｈ０（３８kbps）、Ｈ１１（１.５３６Mkbps）、Ｈ１２（１.９２Mbps）