『教師論』のツボ

第6回


 前回で沼田先生の講義が終わり、藤井先生の教師の実態についての講義に入ります。

藤井先生の講義の特徴としては、

 ・出席兼感想を毎回書かせる
 ・テストはやらない方針
 ・最後にレポートを出題

という点が挙げられます。単位の点数採点の半分を受け持たれているらしいので、

沼田先生のテストで点数を取る自信がない方は、特に真面目に出席して(本来当たり前ですが)、

レポートも良く練ったものを提出するよう心がけると良いと思います。


 講義始めに次回以降の講義展開計画を話されていたので、メモ程度に書いておきます。

  次回:先生のメンタルへルス(教師の不登校等ストレスに関する話)
  3回目:ケーススタディに学ぶ教育法規
  4回目:教師の資質・適正について
  5回目:校長先生による教師論

 それでは講義の解説に入ります。

● 教師の実際に職務とは

 最近の傾向では、「1人も親身になって考えてくれた先生はいなかった」という生徒が
多いらしい。 ― 先生の多忙化による

○ 先生に関するアンケート結果とその推移

・好きな先生(小学校)

  やさしい先生、明るい先生

・好きな先生(中学校)

  自分の事を良く理解してくれる先生、相談にのってくれる先生

・好きな先生(高校)

  分かりやすく教えてくれる先生

・・・ 年齢が高くなるにつれて、人格的好み→生徒指導→専門性と先生に求めるものが違う。

→ 自分が教える生徒の年齢や学年を考慮する必要がある

● 教師の職務

1、教科指導(学習指導)・・・自分の担当科目以外にも教えられなければならない

 (1)指導計画の作成
 (2)学習指導案の作成
 (3)教材研究
 (4)評価

2、教科外指導

 (1)特別活動(ホームルーム・生徒会・行事等)
 (2)生徒指導

3、学級経営

 (1)物的環境の整備
 (2)人的環境の整備

4、学校経営


担当者:千葉佑介(home/mail