『教師論』のツボ
第3回
授業の始めに出席を取りました。ソフトウェアの3年生だけ名簿が抜けてるという
アクシデントがありました(筆者はソフトウェア3年生です・涙)。テストに自信のない人は少しでも
講義に参加しておいた方が良いと思います。
● 教師の名称の差異
・・・教師・教育に関わる事を定める法律により違ってくる
◎ 義務教育標準法
・・・「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」。
― 「校長」・「教頭」・「教諭」・「助教諭」・「養護教諭」・「養護助教諭」・「講師」・「事務職員」・「寮母」
などが定義されている。
◎ 人材確保法
・・・「学校教育の水準の維持向上のための養護教育諸学校の教育職員の人材確保に関する特別法」。
・・・第三条[※注1]に曰く、「義務教育諸学校の教育職員の給与については、一般の公務員の給与水準に比較して
必要な優遇措置が講じられなければならない」。即ち、他の公務員より高給与でなければならない。
・・・田中角栄が制定。
― 「校長」・「教頭」・「教諭」・「助教諭」・「養護教諭」
◎ 給与特別措置法
・・・「公立及び国立の義務教育諸学校の教育職員の給与に関する特別措置法」。
・・・人材確保法と同じく、教師の給与優遇に関する法
― 「校長」・「教頭」・「教諭」・「助教諭」・「養護教諭」・「実習助手」・「寮母」
◎ 中立性確保法
・・・「義務教育諸学校における、教育の政治的中立の確保に関する臨時措置法」。
・・・簡単に言うと、「先生は政治活動をしてはならない!」という法。
― 「校長」・「教頭」・「教諭」・「助教諭」・「講師(但し臨時採用の者を除く)」
・・・実際に教団に立つ者に適用
◎ 教育職員免許法
― 「教諭」・「助教諭」・「講師(但し臨時採用の者を除く)」・「養護教諭」・「養護助教諭」
◎ 教育公務員特例法
― 「園長」・「校長」・「教頭」・「教諭」・「助教諭」「指導主事」など
・・・教育に関わる公務員全て
● 教師の資質とは?
1、深い教育愛を持つこと
― 助成的愛
― 犠牲的愛(ペスタロッチ[※注2]的愛)
今回はここでお終いです。次回に2番以降の話が続きます。
※ 注釈 ※
1、人材確保法・・・通称「人確法」。詳しくはこちら(義務教育諸学校教育職員人材確保法)。
2、ペスタロッチ・・・生涯を教育に捧げた偉人。「彼は子供のために全てを捧げ、自分のためには何もしなかった」
と言われる程に教育に尽くし、論文の賞金で学校を建てたりした。詳しくはこちら(ペスタロッチってどんな人?)。