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第3回 保護者との面談@

30/10/2002
連載第3回


【今日の授業内容】


1.生徒との面談@オーディオテープから。
生徒がテストの成績が悪く、放課後の行動を詮索している面談
・・・今の子供じゃ絶対キレると感じました。


    2.治療的な過程が起こるための条件

    1.2人が心理的に接触  2.クライアントが傷つきやすく、不安の状態  3.セラピストは一致している、あるいは統合されている
    4.セラピストは自分が無条件の積極的関心をクライアントに対して持っている
    5.セラポストは内的照合枠を共感的に理解しているを体験していて、自分の体験をクライアントに伝えようと努めている
    6.クライアントにはセラピストが共感的理解と無条件の積極的関心を体験していることが、必要最低限はつたわっていること
    (Rogers, 1957a,p.96)

    ここでいう無条件の積極的関心とは相手に対しての受容について何も条件がないこと
    「私があなたを好きなのはかくかくしかじかだからこそだ」という感情がないということ。

    難しい・・・


3.先生の小話
カウンセラーの勉強会にいったときのことをお話されました。
書くと長くなりますので最後の結論を書きます。

「面接は1発目が大事」


4.生徒との面談A〜オーディオテープから〜
1年生の女生徒が「あがる」悩みを打ち明ける面談
・・・先生が偽善者ぽくて最初に聞いた面談の音声よりむかついたという意見ありました


5.生徒との面談B〜オーディオテープから〜
部活をやめる際に先生に相談⇒生徒は顧問に言いづらいということで担任(?)に辞める旨を伝えてもらうよう頼む様子
                 ⇒(たしか、)あまり生徒に干渉せず、うなずき生徒が部活をやめるかどうか考えなおす様子
・・・後者の方が模範的な面談という例だったらしいです。


6.ミニレポート
授業の感想を書くこと。


7.参考文献
大野精一『学校教育相談 - 具体化の試み』ほんの森出版、1997



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