言語コミュニケーション
人間のコミュニケーションーーー言語的側面・・・言葉を使う
|ー非言語的側面・・・言葉を使わない
人間の言語の特徴
1。言語の柔軟性
(1)恣意性
語の形成(語の音)と意味(それが表すもの)との間に必然的な結び付きがない
↓
新しい語を自由に導入できる
(2)二重性
二段階の構成原理を持っている
↓
音(音素)を組み合わせて、意味の最小単位(形態素)を作る
(3)生産性
恣意的に意味を与えることが可能
組合わせで、文を作ることが可能
↓
どんなことでも言語で伝達可能
2。言語コミュニケーションの道具
・音声言語(話す)ーーー文字言語よりも古い
文字言語よりも広い範囲で伝えることができる
会話エネルギーが少ない(耳と口しか使われない)
耳と口以外を他のことに使える
・文字言語(書く)
・指示的コミュニケーションと協応過程
・対人関係と表現
言語の役目ーーー情報を効率よく伝達する
対人関係を維持する:調整
(1)コミュニケーションにおける対面の侵害
対面ーーー負担を課されずに、自由に行動する権利(消極的対面)
自尊の感情(積極的対面)
相手の対面が侵害されるときには話し手は言語面での配慮が必要
このときの特徴ーーー話し手
表現が間接的になる
表現が冗長になる
↓
情報伝達の効率が落ちる
聞き手
表現の背景に配慮があると知る
それを仮定して真意をしろうとする
(2)要求・表現
要求:相手に負荷を与えて、自由を奪う
|
||
|
直接形 | 〜して
〜して下さい |
|
確定疑問形 | 〜してくれないか
〜してもらえないか 〜してもらえませんか 〜していただけないでしょうか |
|
願望を表現 | 〜してほしいのだけど
〜していただきたいのですが |
(3)印象管理の方略
・対人関係の調整方法
・相手に被害を与えることにより、話し手の印象がおかされている状況の時に、
自らの印象を好ましいものにするためにコミュニケーションの方略
・相手に被害を与えたときにする話し手の取る手段
謝罪 | 謝罪でないもの |
言明
後悔、当惑 援助や補償の申し入れ 自分への非難 直接的に許しを乞う試み |
いいわけ
正当化 |