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統合情報システム学

【2002.4.16】【第1回】
オリエンテーション
この授業は火曜日と水曜日の各3時限目に行う。
担当は火曜日が菅原先生で通常の講義。水曜日が植竹先生による演習の授業。
火曜日の授業では約2週に1度レポートが出題される。
レポート提出は出された日の翌週の授業中。
課題を出した日に(先週)出席していた学生の中から数名を指名し
作成したレポートを前に出て発表する。

経営情報システムとそのインパクト
現代の経営においては、情報は「ヒト」「モノ」「カネ」に続く、第4の経営資源といわれている。
テキストでは経営情報システムを3点の立場から検討し、構成のアプローチを探ろうとすることを貴重としている。

・経営活動のための情報は何かを把握する
・この情報の収集と提供、経営活動・組織との関わりを考える
・経営活動の展開のための情報の効果的な活用を考える
第1点は経営活動にとっての必要情報の定義
第2点は必要情報の流通と経営活動・組織との関わり
第3点は情報の有効的な利用と意思決定・経営戦略への活用


 経営管理の階層と情報
経営管理においてよく知られている枠組みに「R.N.アンソニーによる管理階層の枠組み」がある。

管理階層の枠組み

アンソニーの管理階層は上位からストラテジックレベル、マネジメントレベル、オペレーショナルレベルの3つの層に分けられる。水平的には経営の機能を軸として区分したものである。
下位の管理活動は上位に行くにつれて統合化され、最終的なストラテジックレベルの管理においては経営機能の区分を越えて一体的に融合される。