接続方式 品質評価値
テレコムネットワーク CO(Connection Oriented)
回線交換
・接続品質
・伝送品質(帯域遅延)
・安定品質(誤り率、稼働率)
コンピュータネットワーク CL(Connection Less)
パケット交換
・遅延、スループット、誤り率

ネットワーク覧視
SNMP(Simple Network Management Protcol)
・・・能動的な覧視

問題点
(1)大規模ネットワークは無理(LAN内のみ)
(2)セキュリティが確保されていないと使われない

●MRTG(Molti Router Traffic Grapher)
・・・SNMPで取得したデータをグラフ化するツール
・・・UNIX、Windows NT・XPに対応(perlで記述)

●Nagios
・・・http://www.nagios.or/  からダウンロードできるそうです

7、待ち行列理論の基礎
7、1、ケンドールの理論
・・・待ち行列システムを簡便に表示する記述方法
(例)M(ジョブ到達過程)/M(処理時間分布)/I(窓口の数)

7、2、M/M/Iの待ち時間モデル
(1)ジョブを処理中か処理していないかの確率
λ(到達率:個/秒)<Μ(処理率:秒/個)
時刻tにおいて
・・・サーバが処理していない確率:P0(t)
・・・サーバが処理中である確率:P1(t)
P0(t)+P1(t)= 1・・・(1)

Δt秒後の状態
時刻t t+Δt 確率
処理していない 処理していない 1ーλΔt
処理中 λΔt
処理中 処理していない ΜΔt
処理中 1ーΜΔt

P0(t+Δt)=P0(t)(1ーλΔt)+P1(t)(ΜΔt)・・・(2)
P1(t+Δt)=P0(t)(λΔt)+P1(t)(1ーΜΔt)・・・(3)

=P0(t+Δt)ーP0(t)=ーP0(t)λΔt+P1(t)*Μ*Δt
=(P0(t+Δt)ーP0(t))/Δt
=P0(t)λ+P1(t)・Μ

Δt→0にする
(dP0(t))/dt=ーλP0(t)+ΜP1(t)

t→∞にする
P0(t)→P0(定数)
P1(t)→P1(定数)
ーλP0+ΜP1=0・・・(4)
P0+P1=1・・・(5)

P0=Μ/(λ+μ)
P1=λ/(λ+μ)
P1=λ*P0/μ、λ/μ=Pとおく
Pをシステムの利用率という
P1=P*P0

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