情報学基礎C

【授業の方針】

 情報処理システムを構築していく過程では、数学の果たす役割は大きい。また、情報処理システムの処理対象は、種種の多量なデータ郡である。そこで本講では、情報処理システムを構築あるいは評価していく場合に有用でかつ基礎的な数学の初歩を学習する。例題や演習を多く取り入れを、高校初年度の数学基礎知識で十分に理解できる授業を進める。

 

【授業の概要】

本講義では、情報処理技術者にとって必要最低限の基礎数学を、高校の数学を振り返りながらすすめる。具体的には、集合、線形代数、微分と積分、確率と統計の基礎である。初めに、集合の概要を学び、数のまとまりの概念を勉強する。次いで、線形代数を学ぶが、ここでは行列・行列式の計算法を理解するだけなく、線形空間や内積空間についても学習し、数学の豊かさを体験する。次に、論理的な思考方法のよき訓練というべき微分と積分を学ぶ。ここでは、関数の説明から始まり、美積の初歩を両者の深い関係として学ぶ。確率と統計の基礎では、データグラフの表現、平均と分散、及び標準偏差と進めて統計解析の基礎とする。最後に、回帰分析、最小2乗法、分散分析を学び実システムの構築に役立てる。

【授業の計画】※注 授業が遅れいて計画とはずいぶん異なります。

1回
4/15
授業概要
2回
4/16
ベクトル
3回
4/22
行列
4回
4/23
行列の基本線形(連立一次方程式)
5回
4/30
休講
6回
5/7
行列式
7回
5/13
休講
8回
5/14
行列のランク
9回
5/20
休講
10回
5/21
行列のランク
11回
5/27
線形写像
12回
5/28
線形写像
13回
6/3

ベクトルと行列のおさらい

14回
6/4
テスト
15回
6/10
関数の概念(PDF形式)
16回
6/11
導関数
17回
6/17
 
18回
6/18
 
19回
6/24
 
20回
7/1
積分
21回
7/2
22回
7/8
休講
23回
7/9
いろいろな積分
24回
7/15
積分の応用
25回
7/16
積分の応用とテストについて
26回
7/22
テスト