第10回
小テスト(2)

(第92回簿記検定試験問題4級)

制限時間 90分
平成12年2月17日施行



第1問
 次の問いに答えなさい。
(1)次の分のうち簿記上の取引となるものには◯印を、そうでないものには ×印を記入しなさい。
   ただし、◯印を全部に記入するとか、×印を全部に記入 した場合には、得点を与えない。
   なお、商品売買取引は、商品勘定で処理して いる。

   ア 普通預金の利息¥10,000が、当店の普通預金口座に振り込まれた。
   イ 電話で注文しておいた商品¥50,000を受け取り、代金は掛けとした。
   ウ 事業拡張のため、現金を追加元入れとした。
   エ 従業員を1ヶ月の給料(支給日 毎月末)で雇い入れた。


(2)上記(1)の(ア)から(エ)までのうち簿記上の取引について、次の 語を用いて借方要素と貸方要素の結びつきの形で答えなさい。
   ただし、結び付 きの形で示せない取引については、借方の要素欄に「なし」と明記すること。

  資産の増加 資産の減少 負債の増加 負債の減少
  資本の増加 資本の減少 収益の発生 費用の発生

(3)下記の資料によって、次の金額を答えなさい。

  ア 費用総額 イ 期末の負債総額
 資  料
   1 期首における資産総額 ¥2,800,000  負債総額 ¥50,000
   2 期末における資産総額 ¥2,900,000
   3 期間中における収益総額 ¥13,800,000
   4 当期純利益 ¥46,000

第2問
 次の取引を仕訳帳の(   )のなかに必要な記入を行ない、総勘定元帳の 現金勘定と貸付金勘定に転記しなさい。
ただし、収益および費用に属する 勘定については、そのいずれに属するかを明示する勘定科目を用いること。

   1月10日 埼玉商店に現金¥500,000を貸し付け、借用証書を受け取った。
   2月10日 埼玉商店から上記貸付金のうち、¥100,000とその利息¥1,500円を現金で受け取った。

第3問
 下記の取引の仕訳を示しなさい。ただし、勘定科目は次のなかから選びなさ い。なお、商品売買取引の記帳は分岐法によっている。

  現金 当座預金 売掛金 商品
  備品 買掛金 借入金 資本金
  商品売買益 通信費 消耗品費 雑費

   (1) 横浜商店に売り渡した1月分の商品代金の未収分¥200,000を同店振り出しの小切手で支払った。
   (2) 浦和文房具店から事務用の伝票と帳簿を買い入れ、代金¥8,000は現金で支払った。
   (3) 過日、千葉商店から注文のあった商品¥70,000(仕入原価¥50,000)を同店に引き渡した。なお、代金は月末に受け取ることにした。
   (4) 宇都宮電器店から事務所用に冷暖房エアコン1台¥180,000を買い入れ、代金は小切手を振り出して支払った。
   (5) 前橋商店から商品¥100,000を仕入れ、代金は来月1日に支払うことにした。