8.磁気メモリー
磁気メモリーは強磁性体の残留直の性質と、前節の次回と電流の動的関係を利用した 記憶装置である。強磁性体の微細な粉末を練り、ベース材料の上に薄く塗布したもので ある。ベース材料が薄いプラスチックのものは磁気テープ、精密なアルミ円盤のもの はハードディスク、柔らかいプラスチックシートのものはフロッピーディスクと、 用途によって使い分ける。
磁気メモリー媒体の断面
磁気デバイスの磁気表面の断面は、いずれも共通的に上図のようになている。磁気コーティング は強磁性体の微細な粉末を根って0.1μ程度の薄さに塗布したものである。(人の髪の細さは 約100μ)
バイナリ情報を記憶するのは、磁気コーディングの部分である。記憶させるための書き込みは磁気ヘッド と呼ぶ小さな(ゴマ粒程度)一種の電磁石が行う。
磁気ヘッドと磁気円盤の断面
ヘッドの巻き腺には両方向に電流を流せることができ、下の強磁性体のNSの配置を変更することが できる。また、磁気ヘッドが移動する時には、移動時に強磁性体に影響が出ないように電流は ストップされる。
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