講義のツボプロジェクト2001後期
コンピュータアーキテクチャ
■木曜日3〜4限・曽我正和■
演習#12
2002.1.10実施
2002.1.17回答
(回答の空白部分を範囲選択をすると回答が見えます)
下の状態遷移表を完成させよ。
回答:
命令コード(mnemonic)MOV,I2:D3
命令コード(binary)
状態
データ移動指示/条件
次の状態への遷移/条件
IF0
R7→MAR,
IF1
IF1
MREQ#,MEM→ISR,R7+1→R7
FF0
FF0
R2→MAR/I2:,
FF1/D:
FF1
MREQ#,MEM→MDR,
FF2
FF2
MDR→BF,
TF0
TF0
R3→MAR&MDR/:3,
EX0/:D
EX0
BF→R3/MOV・:D3.PSWset/MOV,
IF0/:D
課題命令1個ごとに個々に表を作成する。遷移表では他の命令のことは包含しない。
(R7)→(MAR),を行うときのデータ移動指示はR7→MAR,と簡略化して書く。
解説:
状態遷移表の意味:SEP-2の機械語命令のOPコードとアドレスモードの組合わせの数は数百通りある。その1つ1つの精確な流れを表現するのが1つ1つの状態遷移表である。
状態遷移表の共通部分を集約すると;全部で数百通りあるが、そのうち殆んどの部分は同じ動作パターンである。特に状態の遷移のパターンは次の4通りのパターンしかない。これらはOPコードの如何によらず、アドレスモードのみで遷移のパターンが決まる。
(SEP-2はOPコードが何であってもEXOの1クロックで演算処理を終わる。EX1は結果のメモリ格納である。)
IF0→IF1→FF0→FF2→TF0→EX0→(IF0)
IF0→IF1→FF0→FF1→FF2→TF0→EX0→(IF0)
IF0→IF1→FF0→FF2→TF0→TF1→EX0→EX1→(IF0)
IF0→IF1→FF0→FF1→FF2→TF0→TF1→EX0→EX1→(IF0)
状態遷移図の意味:これら4つのパターンを全体として1つの流れずにまとめたものが状態遷移図である。
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