オペレーティングシステムの目的(5)
互換性とは
2つのコンピュータ間で
・機械語の命令セットが同じとき
・基本アーキテクチャが同じとき
それらには互換性があると言う。
発展期(1975年頃まで)のOS
汎用性の向上、利用形式の拡大、総合性能の向上、使いやすさの追求、信頼性の向上、仮想記憶の実現、コンピュータネットワークの実現、データベースの管理
成熟期のOS(1985年頃まで)
仮想計算機の実現、多次元処理、省力化運転、経済性の追求、高信頼性の追及、マシンインターフェイスの追及、リアルタイム処理、マルチプロセッサ対応
仮想記憶の実現(重要)
・実メモリ→半導体メモリ(メインメモリ)
・補助メモリ→磁気ディスクメモリ(ハードディスク)
2つをあわせ仮想的に、見せようとする。
仮想記憶が実現するとあたかも一つの巨大な主記憶装置のように見える。
大きなメモリは補助メモリの大きさで決まる。現在のコンピュータでも使用されている。
ネットワークの開発について
アメリカ国防省(ペンタゴン)がソ連と意識した軍事目的で開発を始めた。
兵器としてのコンピュータ開発を行ったのである。
データベースの管理
データを関連づけて保存しておき、使用するときに検索する。
→信頼性のあるOSでないと実用できない
仮想計算機の実現
(例)改良されたOSのテストをする場合
OSのテストと従来の仕事を同時に進めなければならない場合などに、
互いに影響がないよう仮想計算機を使用してうまく作業していく。
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