第3回：電気回路のつなぎ方、電流の流れ方、オームの法則
＜電気回路＞
電流が還流するループ状の一連の配線。
ループが切れると当然、電流は流れない。
一見当たり前のようなことだけれども忘れずに。
＜オームの法則＞
電気回路において電流、電圧、抵抗の関係は以下の式で表される。
電圧（Ｖ ボルト） ＝ 電流（Ａ アンペア） × 抵抗（Ω オーム）
おそらく誰もが中学生時代に散々目にした公式だと思われる。
ちなみに。
Ａ＝Ｖ/Ω
Ω＝Ｖ/Ａ
こんな関係。
＜抵抗の繋ぎ方＞
円筒状物体があり、その筒の軸方向に電流を流すとき、この物体の抵抗値は
筒の長さに比例する
抵抗値(R) ∝ 筒の長さ(L)
筒の断面積（円形）に反比例する
抵抗値(R) ∝ 1 / 筒の断面積(S)
よって、
R２個を直列接続すると合計の抵抗値は2R
（合計の長さが２倍となる → 合計抵抗値は筒の長さに比例）
I ＝ E /（ R1 + R2 ）
R２個を並列接続すると合計の抵抗値はR/2
（合計の断面積が２倍となる → 合計抵抗値は筒の断面積に反比例）
I ＝ E / 1 /（ 1/R1 + 1/R2 ）
となる。
＜例外的に流れる電流＞
閉じたループ回路以外でも電流が流れることが例外的にある。
その１：放電
熱エネルギーや摩擦エネルギーで発生した静電気が放電の主な原因。
静電気発生の源のエネルギーが無くなると、
発生したプラスとマイナスの静電気は互いの引力によって再結合して元に戻ろうとする。
その際に発生。
その２：電磁波
大きなアンテナを空中に立てて、その根本に直列に豆ランプをつなぐと、
豆ランプがかすかに点灯する。これは空中を伝わっている電磁波をアンテナが受け、
小さな起電力が生じたためである。
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