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←【戦略情報システム学】シラバスへ 担当:渡邊慶和組織における戦略情報システム事例(1) 【2000/11/10】 【連載回数 第6回】
今回は「販売と生産の連携」についての事例が紹介されました。■戦略的なモノの見方
●戦略 : 資源の重点配分
(重点主義=システム思考)
全体を見ながらどこに重点を置くのかが重要
ビジネス上の重点を明らかにし、そこに資源を投入する●戦術 : 配分された資源の効率的運用
戦略と戦術の違い : 配分前か、後か。有効的か、効率的か。
●ロジスティックス : 資源の補給
■企業情報システムの役割
↓
自分ひとりだけが使うシステムではない(組織)
全体でどう使っていくか●国際標準化機構(ISO)の定義
「企業が関心を持つ実世界に関する人々の意思疎通(communication)を支援すること」●実世界の事実をデータとしてとらえ、蓄積・検索する情報処理の仕組
■情報技術による業務の連携
●階層型組織では現場と管理の時間がかかる●組織改革のENABLER(可能な3要素)
: 情報技術
情報
組織(人)
■事例 : 販売と生産の連携
●建設用材料のメーカー : 建物仕様と受注●営業部は東京、工場は長野
| ↓
↓ 生産 : 一定仕様のものをどれだけ正確につくったか
販売 : どれだけ売ったか●製販統合情報システム構築
| 事業動向と業務体系の検討
| →概念データモデルの設計
| →業務手続の検討提案
| ルール
|
↓
その過程で・・・
■製造部門との関係改善
●営業が工場の能力を考慮した受注をする
→ 製造が納期をまもらないわけにはいかん●各部門の目的が達せられる → 部分最適
●企業の目的が達せられる → 全体最適
全体最適は単なる部分最適の総和ではない
■販売担当者の意識変化
●資源の状態を見ながら納期の設定をする重要性を認識●顧客から多く受注することが重要
●出来上がる製品を売るより、可能な製品を提案する
→素材の入手可能性
→設備の稼動可能性
■戦略的情報システムとは
・イメージ
・概念モデル
・目標と範囲
■戦略的情報システムのイメージ
●システム/環境/組織/市場/戦略/競争
システム : 相互に作用する2つ以上の要素からなる全体
●組織内情報システム → 能率性●組織外情報システム → 有効性
●経営戦略のISによる支援
●戦略的情報のシステム化
・来週、再来週(11月17、24日)は出張のため休講です。
・課題(グループワーク) : 戦略的情報システムの事例/何故それがそうなのか
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