第11回
今回はメディアコミュニケーションについてやりました。
久々の授業です。課題は、途中でもいいからとりあえずリンクを張っておくよう指示がありました。
メディアコミュニケーション(1)
テーマ:メディアはコミュニケーションの本質を変えてしまったのか?
★コミュニケ−ションライフの事例
プリント参照
一人暮らしの学生のコミュニケーション・ライフに関して、以下の点がポイント
・帰って来た時に音がないとさみしい。(帰るととりあえずテレビを付ける)
・友人をあまり家に招かない。
・兄弟などと殴り合い(怒鳴りあい)のケンカをしたことがない。
・父から厳しく叱られた事がない。
・電話では話せるが、直接話すのは苦手。
・授業中、手を挙げない。
・買物した時、店員と会話しない。
★コミュニケーションモデルの広がり
プリント下部の表3.1.2参照
メディアの種類 | チャンネル | 距離の制約 | 時間の制約 | 対象の制約 | 即時性 | 記録性
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対面 | 多様 | × | × | × | ○ | ×
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手紙 | 文字・図形 | ○ | ○ | × | × | ○
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電話 | 音声 | ○ | × | × | ○ | ×
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留守番電話 | 音声 | ○ | ○ | × | × | △
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FAX | 文字・図形 | ○ | ○ | × | × | ○
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携帯電話 | 音声 | ○ | × | × | ◎ | ×
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TV電話 | 音声・映像 | ○ | × | × | ○ | ×
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コンピュータ | 多様 | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎
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・なぜ携帯電話の即時性が◎で、電話は○なのか?
→携帯電話は持ち歩けるから?
・TV電話・対面なども、ビデオで録画すれば記録性が○になるのでは?
→きりがない
★間接的VS直接的
・間接的=メディアを介してのCommunication
・マイクを使った講義は『間接的』か?
→『直接的』の意見の方が多い。
・放送大学の講義を見るのが間接的か?
→全員『間接的』。
・どこがどう違うのか?
・E-SPANの議場中継は間接的か?
→1977年、民間非営利団体として設立
議会中継(ノーカット録画有り)が中心の放送局
公共的なイベントも中継(Coll-in Plogram)
「始めから終わりまで」、「編集なし、コメントなし」
傍聴席の延長(alternative journalism)
日本では、1998年「国会テレビ」、PerfecTV
★全体的VS文節的
・文節的=感覚器官の一部しか使わないコミュニケーション
・電話でキッス? テレビが子守り?
・マイクを使った講義は『全体的』か?
・VRは『全体的』か?
★双方向VS一方向
・双方向:直接会話、電話、葉書や手紙
・一方向:テレビ、ラジオ、………
→マスメディアは一方向が特徴
・投書欄、読者の声:圧倒的多数の受け手から見れば、一方向のまま
・一方向から双方向へ:技術革新がそれを可能にし、受け手がそれを求める
・同期VS非同期:『介する』と『託す』
★閉鎖的VS開放的
・閉鎖的:家族、仲間、やすらぎ、プライバシー保護、パスワード管理
・開放的:パブリック、アクセス制限、見ない自由、見せない自由
・特別な略語・隠語・符丁・専門用語→壁を作るため
・親書の秘密・通信の秘密/検閲・盗聴
・閉鎖的なコミュニケーションが増加
★わたしが関わる世界
| 経験 |
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媒介的 | メディアで作る世界 (近年の疑似体験) | 私の経験 | 対面的
|
メディアが作る世界 (従来の疑似体験) | 他人の経験
|
| 伝聞 |
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