第6回 

 今回は、コミュニケーションモデルについてやりました。
 それでは、今回の講義ノートをどうぞ。

 今日やる予定だったこと
 コミュニケーションモデル(2)
  ミスコミュニケーションは何故起きるのか?   1、事例を見る視点
  2、ロジャースから見たミスコミュニケーション
  3、池田のモデル
  4、非言語コミュニケーションとメラビンの法則
  5、非言語コミュニケーションの研究領域


1、事例を見る視点
 →事例紹介しようとして、ネットワークが繋がらず断念。
 ○ミスコミュニケーションとディスコミュニケーション
  ・ミスコミュニケーション ……誤解。ノイズの発生、デコーダの違いによるもの。
  ・ディスコミュニケーション……未到達。コミュニケーションの不成立。
  →この二つがどういう関連なのかは難しい。
 ○コンペテンス
  ミスコミュニケーションの原因を知る能力
   ↓
  言いたい事を伝える(理解する)能力
 ★先生の紹介した事例
  ちなみに、ここでネットワークがようやく繋がる。
  @アメリカ旅行中に日本人が「バニラアイス」を注文すると、必ずと言ってもいいほど「バナナアイス」が出てくる。
   →音声ノイズ。
  Aワシントンに行くつもりで"Can I have a ticket to Washington?"と言った時、"to"を強調しすぎて二枚出された。"for Washington"で4枚、"え〜と"で8枚になったというのがオチ。
  B"How do you like your egg?"と聞かれて、"Midium,please."と答えて恥をかく。
   →意味ノイズ。調理法と焼き加減の勘違い。
  C「我輩は猫である」の訳は"I am a cat."。これを更に日本語訳すると、沢山の訳が考えられる。
  D「のろいのはかば」=「呪いの墓場」or「のろいのはカバ」
  E"No, price is too high."において、","が抜けると"No price is too high."となり、意味が正反対になる。


2、ロジャースから見たミスコミュニケーション
 プリント図2。前回紹介された。
 ・受け取る方に何が起こるかにかかっている。


3、池田のモデル
 図1-1
 コミュニケーション前提
 ・意味の体系
 ・統語の体系
 ・語用論
 ・役割・地位・規範・場所などの社会関係コード
 ・コミュニケーション・パートナーとの間の共有の既有知識
 ・コミュニケーション目的


4、非言語コミュニケーションとメラビンの法則
 メラビンの法則
    A totai = 0.07(A Contents 内容) + 0.38(A Tone 非言語音声) + 0.55(A Face 表情など)
 →言葉より、非言語の方が伝わりやすい。
  他の研究者によると、65%〜75%は非言語。




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