第2回 

 今回は、イノベーションについて習いました。それでは、今回の講義ノートをどうぞ。

★イノベーション(innovation):新しいモノ、事柄、アイディアなどの総称
 E.M.ロジャース 
 『普及学入門』
 →新しいものが伝わっていく経過はどうなっているかについての体系を説明
  ⇒何かを広めたい時にはイノベーションについて学ぶといい。

1、イノベーション特性ポジショニング
 ・イノベーション特性→普及しやすさ
  @相対的有利性
   他のものと比較して、どれくらいマシか?(タイミング、付加価値が重要)
  A両立性
   現在使用しているものと両立できるか?(両立ができれば受け入れられやすい)
  B複雑性
   大変そうか?(当然、簡単な方が受け入れられやすい)
  C試行可能性
   ちょっと試せるか?(体験版などがあるとよい)
  D観察可能性
   目に付きやすいか?(取り入れたとき、外から観察できるか?)

 ・予防的イノベーション→まさかの時のため(貯金、保険など)
  @が、その時にならないとわからない。

 ・ポジショニング
  どのような側面(主に長所)を見せ、隠し(主に短所)、どのようにイノベーション特性をよく見せるか?


2、採用者カテゴリとオピニオンリーダー
 @冒険派:変わり者
  真っ先に新しいものに手を出す。内容を知らない内に手を出してることも多い。
 A指導派:オピニオンリーダー
  モデル(宣伝材料など)になる人。企業などに頼まれたり、先見の明により早めに手を出したりする。
 B慎重派:フォロアー
  指導派に追従して手を出す人たち。大抵の人はコレ。
 C疑信派
  用心深い人達で、相当世間に出回らないと手を出さない人達。何かの事情でなかなか手を出さない人たちも含まれる。
 D伝統派:頑固者
  時代遅れの頑固者。

 ※オピニオンリーダーにいかにアプローチをかけるかで、以降の広まり方が変わってくる。



目次に戻る
第1回へ
第3回へ