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サービス総合デジタルネットワーク(ISDN)

【2000.10.26】 【第8回】



5-2. 歴史
<ISDNはどのように進化したか?>
音声通信によるアナログネットワーク
・テレホンネットワークは最初アナログネットワークだけだった。
・加入者から電話会社のつながっているループもアナログだった。

音声とデジタル通信によるアナログネットワーク
・モデムはデジタルをアナログネットワークに変換させるために発展された。

加入者のためのアナログとデジタルサービス
・電話会社は、徐々にアナログサービスを続けながら、デジタルテクノロジーサービスも加え始めた。
・3種類のユーザに分けられる。
(1)アナログだけを目的にローカルループを使うユーザ。
(2)モデムによってデジタルデータを送るためのアナログ設備を使うユーザ。
(3)デジタルデータを送るためのデジタルサービスを使うユーザ。

Integrated Digital Network ( IDN )
・ユーザは、パケット交換ネットワークや回線交換ネットワークのようないろいろなネットワークを必要し始めた。
・電話会社は、Integrated Digital Network ( IDN )を作り出した。
・IDNはネットワークを結合したものである。
・ネットワークのアクセスは、time-multiplexed channelのデジタルパイプである。
・ユーザは、電話会社にデータと音声の両方を送るためのローカルループを使うことができる。
・会社は直接、デジタルパイプによってふさわしいデジタルネットワークを呼び出す。

ISDN
・ ISDNはユーザサービスとIDNを一緒にしたものである。全ての転送はデジタルである。音声は電話でデジタル化されることができる。
・ ISDN は、1つのケーブルによって家や建物に全て伝達される。
・それぞれのユーザは、違った容量を持つことができるデジタルパイプで、会社に接続される。


5-3.ISDNの加入者接続
・ユーザとISDN会社の間のデジタルパイプは違った容量、データRateのmultiple channelsにまとめられる。
Channel------------Data Rate(Kbps)
Bearer(B)----------64
Data(D)------------16,64
Hybrid(H)----------384(h0),1536(H11),1920(H12)


B Channels
・基本的なユーザチャネルで、full-dublex mode でいくつかのタイプのデジタルデータ、情報を送ることができる。

D Channels
・D Channel最初の機能は、B Channelのための制御信号を運ぶことである。
・加入者は、ネットワークにつなげるために、D Channelを使う。そして、B Channelのを手にいれる。
・それから、実際のデータを送るためにB Channelを使う。
・D Channelを使うことは、あなたが話したい人と接続するオペレータのようなものである。

H Channels
・ビデオやテレビ会議のようなより高いデータ容量を要求しているユーザは、これを使う。

ユーザインタフェース
・デジタル加入者のループは、2つのタイプに分けられる。
(1)Basic Rate Interface (BRI)
(2)Primary Rate Interface (PRI)

BRI
・BRIは2つのBチャンネルと1つの16KbpsのDチャンネルから構成されている。
・BRIサービスは、エラーチャックなどの48Kbpsの命令するオーバーヘッドが要求される。だから、BRIの合計容量は、2*64+16+48=192Kbpsである。
・BRIは、家庭や小さな会社のために設計された。

PRI
・PRIは、大きな会社のためにに設計された。
・さらに限定された転送が必要のためには、他のチャンネルの結合がPRIの標準によって支えられる。

ISDNの接続装置
・主に3つの装置の種類がある。
(1)Network Termination (NT),1 and 2
(2)Terminal Equipment (TE),1 and 2
(3)Terminal Adaptors (TA)

Network Terminal 1(NT1)
・これは、デジタル加入者のユーザの内部装置をISDNの会社につなげる。
・NT1は、電話やファックスのような違った装置から流れるデータを組織する。
・NT1はまた、ネットワークから受け取ったフレームを、加入者の装置が理解できる型に直す。

Network Terminal 2(NT2)
・NT2は多くの装置からNT1に接続する。
・NT2は多くの信号を送ることができるし、また交換装置のようなものも実行できる。

Terminal Eqipment 1(TE1)
・ISDNのTE1は、他のプロトコルのDTEと同じような物である。
・TE1はISDN標準を支えるいくつかの装置で、直接NT1につなげることができる。(デジタル電話やファックス)

Terminal Eqipment 2(TE2)
・TE2は、通常の電話や終末装置、ワークステーションのようなISDNの基準化していないものである。
・これらの装置は、Terminal Adaptors (TA)によってISDNに接続することができる。

Terminal Adaptors (TA)
・TAは、ISDNの基準化していない装置のTE2からの信号をISDNネットワークに適した型に転換する。


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