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第2章オペレーティングシステムの目的

【2000、5、9】 【第8回】
今回は発展期、成熟期におけるOSについてをやりました。

テキスト2ー3
互換性とはどういう条件がそろったときか?
・機械語の命令が同じとき
・コンピュータのアーキテクチャが基本的に同じとき

発展期(1975年頃まで)
汎用性がある→いろいろな目的に使える
コンピュータの用途としては(1)ビジネスユース(企業)のようなデータ処理、(2)スーパーコンピュータ(ビジネスには使えない)を使った科学技術計算が大きく2つあげられる。そのほかにも最近ではレジャー(娯楽)などに使われる。

それぞれの分野で得意なコンピュータを目的別に利用する。数十年前まで一台のコンピュータでビジネスから科学技術計算まで使われた。しかし、効率が悪いため近年技術をわけて最大の仕事をさせるようになった。

多様な利用形式
・オンラインリアルタイム処理
・バッチ処理
・TSS
以上のようなものをOSが提供する。

使いやすさの追求
ユーザーインターフェイス(ユーザとコンピュータの間のやり取りを連携をとりながら行う)の向上を追求する。その結果としてマウスによる入力、ディスプレイへの出力ができるようになる。また端末の多様が可能となった。しかしユーザーインターフェイスはまだ物足りない。ここで満足していては発展が望めないのである。

仮想記憶の実現(重要な概念)
・実メモリ→半導体メモリ
・補助メモリ→磁気ディスクメモリ
2つをあわせ仮想的に、見せようとする。仮想記憶が実現するとあたかも一つの主記憶装置に見える。大きなメモリは補助メモリの大きさで決まる。現在のUNIXでも使用されている。

■ネットワークの開発について
アメリカがはじめは対ソ連への軍事目的で開発していった。兵器としてのコンピュータ開発を行ったのである。

データベースの管理
データを関連づけてしまっておき、使用するときに検索する。
→OSがしっかりしていないと使えない。

テキスト2ー3ーB
仮想計算機の実現
(例)改良されたOSのテストをする場合
OSのテストと従来の仕事を同時に進めなければならない場合、互いに影響がないように仮想計算機を使用してうまく作業していく。

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