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【2000・5・10】 【連載回数 第?回】はじめに・・・
ソニーの会長が新聞でいっていた。大昔、隕石が恐竜を絶滅させた。インターネットは現在の産業社会に落ちた隕石だ。ブロートバンドと呼ばれる通信インフラの大容量時代が訪れる。これが二発目の隕石になる。
IT技術はドッグイヤー、1年が7年、10年たったら70年の進歩。想像できなかった変化がやってくる。
錦鯉をインターネットで売っている。日本ではバブルが弾けて高額の錦鯉は売れないが、ヨーロッパでは流行っているらしい。そこで若者が業者と手を組んでネットで販売している。
これからの生活で極端な話、衣類から髪の毛に至るまで、インターネットに関わってくるだろう・・・という話から講義ははじまった
パケット交換網
技術の進歩はめまぐるしいものだが、基盤となるものはあまりかわっていない。TCP/IPプロトコルは昔からある。パケット交換網も昔から変わらないもののひとつだ。サイズにより
WAN(Wide Area Network)
MAN(Metropolitan Area Network)
LAN(LOcal Area Network)
にわけられる。WANは50KM以上の範囲でのネットワークで、日本ではNTTやKDDなどの会社が全国網羅している。データ転送速度は比較的遅い。これからGのパイプが利用されるだろう。
MANは1KM〜50KMくらいの範囲で、日本には存在しない。ニューヨークのマンハッタンなどで企業のために存在している。そこでは地方の電話会社がかしている。
LANは1KM以下の範囲で利用され、主に研究室や会社で用いられる。データ速度は速く、現在は100Mのイーサネットが利用されているが、来年にも10Gのイーサネットが登場する。LANとLANを結ぶときにWANを利用するが(Inter Connect)、高速なLANに対してWANの転送速度が問題になる。WANを速くすることは可能だが、その国がIT産業にどれだけ積極的かによる。太いパイプラインが必要であり、光ファイバーの設備を国内にどれだけ準備できるか、コストはかなり大きいがやる意志があるのかどうか。アメリカは10年かけてT1というネットワークを引き、10数年かけて利用できるようにした。時代の流れをよんでの行動である。森林地帯にい一本のラインを引けるかなど、問題はたくさんある。
パケット交換方式
1)バーチャルサーキット(仮想回線)方式
通信のはじめに論理回線を設定し、データ転送を行い、終了時にその解除を行う。受信確認も行う。パケットは同じ経路を通る。道順をきめその通りに全パケットが移動する。2)データグラム方式
送信側から送りたいときに送る。仮想的な回線は設定しない。パケットは同じ経路を通るとは限らない。到着順番も一定とは限らない。利点は、様々な経路をとれる。故障や混雑している交換器を回避できる。現在はこの方式が利用されている。
5月16日
X.25パケット網
機能はインターネットのプロトコルよりガッチリしている。しかし、通信屋以外使えない。理由として接続に口出しできない。規定されていないため、利用しようとすると膨大な知識が必要となるためカベができている。
特徴
・バーチャルサーキット型のパケット交換網
・ITU-Tにより標準化
・3層構造のネットワーク
L1(物理層):電気信号を規定
L2(データリンク層):DTEとDCE間でのフレーム転送を規定
HDLCをしよう
L3(ネットワーク層):DTEと網とのデータ転送手順
網内のデータ手順は規定していない <ー ユーザーは口出すな
ネットワークで保証する
・HDLCと同様にウインドウ制御が行われる。目的は処理能力の差を埋めることにある
ARPANET
世界最初のパケットネットワーク(インターネットの前身)
特徴
・データグラム型ネットワーク
・NFSnet(学術用)とMILNET(軍用)に分割
・当初56kbpsの専用回線で接続
機能として
PAD機能 ・・・ パケットをつくったりする
Papcket fragmetation機能 ・・・ ぶんかつ
Sequencing機能 ・・・ じゅんばんづけ
Routing機能 ・・・ ネットワーク内の経路をきめる
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