CGについて
Number
0311999130
Name
新沼 宏文
Mail
mailto:g031x130@edu.soft.iwate-pu.ac.jp?subject=メディア論最終レポート
定義
デジタル映像処理の普及を支えているのは、半導体技術やコンピュータ処理技術の進歩である。 デジタル映像処理専用LSI、大容量メモリ、高速なマイクロプロセッサ、高速なバス、大容量のハードディスク、 映像処理機能を取り込んだOS、映像処理技術とデータ形式の標準化などがデジタル映像処理を手軽なものにした。 パソコンの驚異的な低価格化もデジタル映像処理のパーソナル化には大いに貢献している。 デジタル映像処理の中核をなすのが、CG(コンピュータ・グラフィックス)である。義のCGは「コンピュータ(またはデジタル処理技術)で図形・画像・映像を生成、加工、表示する技術」と定義される。
コンピュータ・グラフィックス〔(英)computer graphics〕
計算によって画像を生成する、もしくは画像データを加工する技術の総称。
解説
娯楽や一般産業分野の他に、科学・技術分野でもCGは大きな役割を果たしている。
科学・技術解析結果の可視化(サイエンティフィック・ビジュアライゼーション)がそれである。
自然現象や物理現象、化学現象、生物現象などの 科学・技術分野のさまざまな現象をコンピュータで解析し、 その解析結果をCGにより映像化することによって、現象の理解を深めたり、新しい発見が可能になったりする。
コンピュータによる解析結果は数字で打ち出されるが、ベテランの技術者でも数字の羅列では正確な現象判断が難しい。 そこでCGによる可視化、映像化が行われる。
この見えないものを映像化出来るという特性によって最近のメディア(テレビ、映画)において、 CGの使用はごく当たり前になっている。 それは技術の革新によって安価になった事によりリアルなCGを用いての仮想空間の構築が可能になった事が もっとも大きな理由だと思われる。
また、テレビなどのマスメディアにおけるCGの使用によって我々視聴者が実際には見ることの出来ないモノを 画面上に視聴者の望む形で可視化出来ることも理由の一つだと思われる。
つまり、画面上に恐竜の住んでいたころを仮想的に創ろうとするときは視聴者はよりリアルなモノを望む。 この時映像は、リアルであればリアルであるほどよい。
しかし、人体の内部構造の時はどうか?
それは「NO」である。この映像の場合リアルに創れば創るほど複雑になり視聴者はうまくとらえることが出来ない。
この様な映像の時は、ある程度のリアリティとイメージ的な映像を望む。 「実際の映像」では、この様な映像のリアルとイメージの調整は出来ない。が、CGを用いれば安易に出来る、 そのことによってテレビなどの映像マスメディアに、CGが大量に使用される事になったと考える。
参考文献
http://www.mrc.ipa.go.jp/cre/spc/feature1/fea1_index.html
「CG最前線 21世紀に向けたCGへの要請」
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