キーワード:W3C

担当:高田 隆史

定義

 WWW(World Wide Web)の世界標準を制定する団体 World Wide Web Consortiumの略。

解説

 IETF(Internet Engineering Task Force)と呼ばれる委員会のワークグループで、WWWに関する具体的な標準化項目についてここで議論される。
 このうちHTMLは、IETFのApplication Areaと呼ばれるワークグループで標準化作業が進められている。
 何気に日本の慶応義塾大学もこれに参加している。

 もともと軍事目的で開発されたインターネットが民間に転用されたことで発生するインターネット上の規格の策定を行っているはずなのだが、 実際は、規格の制定ではなく、勧告程度にとどまっている。
 最近ではXML(eXtensible Markup Language)の規格策定になんとかこぎつけた。しかも、毎週規格が更新されているようだ。
 しかし、Netscape や Internet Explorer が覇を争うように勝手にタグを決めている現状がある。(例えば、Netscape は <BLINK>〜</BLINK> タグ、Internet Explorer は<MAQUIEE>〜</MAQUIEE> ダグ)
 言ってみれば現在のW3Cは、「勝手にタグを作ればそれを認めてくれる団体」となっている状況にある。
 また、WWWの規格策定以外にもさまざまな規格の提唱をしている(PNG(Portable Network Graphic)や、SVG(Scalable Vector Graphics)などの画像データの提唱)

参考文献

 「アスキーグロッサリーヘルプ」: http://www.ascii.co.jp/ghelp/index.html
 「W3C」: http://www.w3c.org/
 「java consortium 内のXMLドキュメント」: http://www.javacons.gr.jp/xml/w3ctech/W3C_Category.xml


←indexに戻る