キーワード:「ベストエフォート型通信」 |
定義を見る限り、なんだかとっても嫌な通信形態である。ネットワーク網全体としては最善を尽くすように努力するが、トラフィックが増えるなどして状況が悪くなると送受信されたデータの一部消失や遅延、通信帯域の低下が起こり、最悪の場合全く通信できなくなってしまう。通信の品質は低いが、その分低コストで実現できる。身近な例を見るとDDIポケットのPHSの「αDATA64」ではベストエフォート型通信を行っている。電波状況が良好な時は2回線を使って64Kbpsの速度で、悪い時は1回線のみの 32kbpsの速度で通信するというもの。もちろん圏外の場合は全く使えない。Ethernetやインターネットも典型なベストエフォート型通信である。