キーワード:「GUI」

担当:中山 智史

定義

コンピュータを視覚的、直感的に操作できるように考案されたインターフェイス

解説

GUI(Graphical User Interface)の略。GUIではファイルやディレクトリをアイコンと呼ばれる小さな絵で表したり、「保存」や「印刷」といった機能をメニュー表示していて、それらをマウス等のポインティングデバイスで操作する。この方式を用いた代表的なOSにWindowsやMacintoshがある。

これに対して機能をコマンドとしてキーボードで打ち込んで操作する方式を CUI(Charactor/Commandline User Interface)と呼ぶ。MS-DOSやBSDはこの方式である。

そもそもGUIは1970年代に米Xerox社のパロアルト研究所(PARC)で研究されていた技術で、同社が開発したAltoというワークステーションで初めて実現された。パソコンとして初めてGUIを実用化したのが米Apple社のLisaというコンピュータ。Altoの影響を強く受けたと言われている。後にMacintoshやUNIXのX-Window System、WindowsやOS/2が登場することになる。ちなみに過去にAppleがMicrosoftに、XeroxがAppleに対して「人のGUIを真似すんな!」と言って争いになったことがある。

参考文献



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