インターフェース
担当:澤田博史(0311999075)

<定義>
1、境界面、接点
2、ハードウェア同士の接点、人間と電算システムとの接点、あるいは接点となるプログラムや機器。


<解説>
本来は2つの異質なものが接続する部分をいう。
コンピューターでは、プログラムを操作するためのユーザー・インターフェース、
特定の環境の中でソフトウェアを動作させるソフトウェアのインターフェース、
コンピューター本体と外部の機器をつなぐハードウェアのインターフェースにわけられる。

ユーザー・インターフェース(GUI)
 ユーザーがプログラムをつかうためのもので、グラフィカルなデザイン、コマンドが一覧できるメニュー、
コンピューターがユーザーの指示をうながすために画面に表示するプロンプトなどで構成される。
パーソナルコンピューターには3つの基本的なユーザー・インターフェースがある。

 最初は、MS-DOSのプロンプトに代表されるコマンドライン・インターフェースである。
これはユーザーが入力したテキストによるコマンドにしたがって動作する。

 2つ目は、メニューで多くの操作がおこなえるインターフェース(メニュー駆動型インターフェースともよばれるもの
で、カーソル移動キーやマウス操作によってユーザーにメニュー内に列挙されたコマンドのひとつを選択させるもの
である。コンピューターがユーザーの指示をうながす点では、次にあげるGUIに似ているが、デザインがグラフィカル
でない点で異なる。

 3つ目のインターフェースはグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)である。このインターフェースはア
ップル社のMacOS(日本では漢字Talk)をはじめマイクロソフト社のWindowsでも採用されているもので、デスクトップ
やアイコンなどの視覚化された表現でユーザーの指示を伝達する。ユーザーはアイコンやメニューをクリックまたは
ドラッグするだけで、アプリケーションの起動や終了、ファイルの保存や削除、コマンドの選択などをおこなうこと
ができる。GUIへの進化はパソコンの急激な普及をもたらした要因のひとつである。

ソフトウェアのインターフェース
 ソフトウェアのインターフェースは、異なるアプリケーションどうしや、アプリケーションとオペレーティング・
システム(OS)や、OSとコンピューターのハードウェアの間に存在しており、これらはUIとちがって、一般ユーザーの
目にふれることは少ない。アプリケーションどうしでは、データやファイル形式が相互に互換性をもっているかどう
かという点が重要となる。OSとアプリケーション間のインターフェースとは、主にアプリーケーション開発時につか
われるAPIのことをいう。

ハードウェアのインターフェース
 ハードウェアのインターフェースは、コンピューター本体とモニターやプリンターなど外部の機器を接続しデータ
の転送を可能にするカードや拡張ボードなどの仕組みである。たとえば、コンピューターとモデムの接続を可能にす
るRS-232Cや、コンピューターとハードディスクの接続を可能にするSCSIなどの標準データ転送インターフェースが
ある。この意味でインターフェースという用語がつかわれるときは、接続する部分の形状やデータ転送の形式につい
ての規格をいうことが多い。→ バス:ZVポート

ハードウェアのインターフェースに関しては、インターフェースが会社毎に異なると
機器の接続互換性が悪くて、不便なため、標準化が進められている。
参考文献


新和英中辞典 研究者
熊本大学大脇研究室