電子新聞
定義
紙の新聞を電子化したもの
解説
現在の紙の新聞は、内外の大ニュースの報道ばかりでなく、スポーツ、娯楽、文化などの様々な情報を紙面上に載せている。こうした紙の新聞の情報を電子化して送ろうという試みが電子新聞であるが、サービスの方式は様々である。
ここでは、ホームページタイプについて、説明したい。 新聞社が自社のホームページを開設し、そのページにニュース記事や、その他の様々な情報を掲載するもの。発信する情報は、ニュース記事のほか、自社案内、イベント情報などさまざまである。インターネットを利用するので、初期の設備投資がほとんどかからないこととが特徴である。また、情報の更新も随時でき、速報性に非常に優れている。端末と電話回線さえあれば、誰でも利用でき、不特定多数を対象にすることができる。利用側にとっても、提供側にとっても、魅力的なメディアであることは間違いない。
海外では、1994年にイギリスのタイムズ紙、アメリカのシカゴトリビュートン紙等がサービスを始めている。日本でも
1995年6月に読売新聞がホームページを開設すると、8月には朝日新聞、毎日新聞がこれに続き、1998年2月現在では、日本新聞協会に加盟している新聞社・通信社117社のうち、71社がインターネット上にホームページを開設し情報提供を行っている。
このホームページタイプの電子新聞は、最も一般的な形の電子新聞ということができると考え、以下では、このタイプを念頭において議論を進めていく。
参考文献
小山志穂子・・・電子新聞の有料化(慶應義塾大学文学部図書館・情報学科平成10年度卒業論文)
http://www.slis.keio.ac.jp/ipu/users/ueda/sotsuron98/koyama98.html#1
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