0311999074
担当者:佐野圭太
インターフェース
定義
異質なもの同士が対話をするための接点、中間点または仲立ちするものをいう。
コンピュータではその周辺機器の間の接続装置ないしは接続技術、機器の規格と約束事(手順)を合わせてインターフェースと呼び、プログラムを操作するためのユーザー・インターフェース、特定の環境の中でソフトウェアを動作させるソフトウェアのインターフェース、コンピューター本体と外部の機器をつなぐハードウェアのインターフェースにわけられる。
解説
●ユーザー・インターフェース(UI)
ユーザーがプログラムをつかうためのもので、グラフィカルなデザイン、コマンドが一覧できるメニュー、コンピューターがユーザーの指示をうながすために画面に表示するプロンプトなどで構成される。パーソナルコンピューターには3つの基本的なユーザー・インターフェースがある。
最初は、MS-DOSのプロンプトに代表されるコマンドライン・インターフェースである。これはユーザーが入力したテキストによるコマンドにしたがって動作する。
2つ目は、メニューで多くの操作がおこなえるインターフェース(メニュー駆動型インターフェースともよばれる)で、カーソル移動キーやマウス操作によってユーザーにメニュー内に列挙されたコマンドのひとつを選択させるものである。コンピューターがユーザーの指示をうながす点では、次にあげるGUIに似ているが、デザインがグラフィカルでない点で異なる。
3つ目のインターフェースはグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)である。このインターフェースはアップル社のMacOS(日本では漢字Talk)をはじめマイクロソフト社のWindowsでも採用されているもので、デスクトップやアイコンなどの視覚化された表現でユーザーの指示を伝達する。ユーザーはアイコンやメニューをクリックまたはドラッグするだけで、アプリケーションの起動や終了、ファイルの保存や削除、コマンドの選択などをおこなうことができる。GUIへの進化はパソコンの急激な普及をもたらした要因のひとつである。
●ソフトウェアのインターフェース
ソフトウェアのインターフェースは、異なるアプリケーションどうしや、アプリケーションとオペレーティング・システム(OS)や、OSとコンピューターのハードウェアの間に存在しており、これらはUIとちがって、一般ユーザーの目にふれることは少ない。アプリケーションどうしでは、データやファイル形式が相互に互換性をもっているかどうかという点が重要となる。OSとアプリケーション間のインターフェースとは、主にアプリーケーション開発時につかわれるAPIのことをいう。
●ハードウェアのインターフェース
ハードウェアのインターフェースは、コンピューター本体とモニターやプリンターなど外部の機器を接続しデータの転送を可能にするカードや拡張ボードなどの仕組みである。たとえば、コンピューターとモデムの接続を可能にするRS-232Cや、コンピューターとハードディスクの接続を可能にするSCSIなどの標準データ転送インターフェースがある。この意味でインターフェースという用語がつかわれるときは、接続する部分の形状やデータ転送の形式についての規格をいうことが多い。
参考文献
http://www.sci.kumamoto-u.ac.jp/ipu/users/ohwaki/compmath98/comphist/interface.html
http://hakuto.mis.ous.ac.jp/ipu/users/masa/web_dic/dic_r/inter_f.htm
http://www.es.dis.titech.ac.jp/ipu/users/hiroshi/pani_ejdic/welcome.html
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