◆GUI
◇定義 グラフィカルユーザインターフェースの略。視覚的な要素を多用して、コンピュータの操作性やユーザに対する情報伝達を向上させたインターフェース。一般には、アイコンとマウスを使ったインターフェースを指す。 パソコンにおけるGUIの代表例であるMacOSやWindowsでは、マウスポインタを使い、ファイルを表すアイコンをディレクトリ(フォルダ)を示すアイコンにドラッグすることで、ファイルの移動やコピーができる。また、アプリケーションソフトの操作では、作業目的に合わせてデザイン化されたツールボタンなどをマウスでクリックすることで、複雑なメニューやコマンドを使わずに処理が実行できる。GUIに対し、MS-DOSに代表される文字のみで入力や表示を行う操作系を、CUI(Character User Interface)と呼ぶ場合もある。 |
◇解説 CUIの短所である、コマンドを入力しなくてはいけない、初心者には取っ付きにくいという点を考慮してつくられたインターフェースがGUIである。 アイコンやごみ箱のような、直感的でわかりやすい操作系は初心者にとってわかりやすく、ホームユースのパソコンが急速に普及した要因にもなっている。しかし、内部でどのような処理を行っているのかがわからず、CUIの長所であるパイプによる処理も扱いが難しい。 扱う側ではなく、開発する側としての問題点も多い。 グラフィカルな環境を提供するために、高性能なハードの開発も同時に要求される。 また、ソフトの開発技術として、画像描画、各種インターフェースの動作検知、イベント処理などを制御しなくてはならない。その際に駆使しなくてはならない、APIと呼ばれるOSとアプリケーションとのインターフェース規定の数は、600を超える。 |
◇参考文献 |