日本民間放送連盟の略。一般放送(民放)事業者を会員とする社団法人
民放連は、日本初の民間放送として予備免許を受けたラジオ16社の代表が、1951年7月20日、東京の日本工業倶楽部において、任意団体としての創立を決議・発足した。翌1952年、電波監理委員会に公益法人の申請を行い、同年4月21日、許可を受け社団法人日本民間放送連盟が誕生しました。1999年12月1日現在の会員は197社です。
民放連は、"民放共通の問題を処理"し、"民放の公共的使命達成"を目的として組織されたもので、その定款第3条に『この法人は、放送倫理水準の向上をはかり、放送事業を通じて公共の福祉を増進し、その進歩発展を期するとともに、一般放送事業者共通の問題を処理し、あわせて相互の親ぼくと融和をはかることを目的とする』ことを明らかにしている。
民放連では、よりよい放送のために以下の3つのものを制定している。
・放送倫理基本網領
日本民間放送連盟と日本放送協会は、各放送局の放送基準の根本にある理念を確認し、放送に期待されている使命を達成する決意を新たにするために定めた。
・日本民間放送
放送基準
放送基準は、民放共通の自主的な倫理基準として制定された。
「前文」と18章144条に及ぶもの。1999年4月には6年ぶりに見直し、3条文を新設、7条文を改正、2条文を削除した。人権や児童及び青少年への配慮、表現の配慮、広告に関してなど様々なことが記されている。
・日本民間放送連盟
報道指針
報道の自由、報道姿勢、人権の尊重、報道表現、透明性・公開性の5つに関して記されている。
また民放連では、番組、CM、技術の質的向上と、放送活動のより一層の発展を図ることを目的に、1953(昭和28)年に日本民間放送連名賞を創設している。そして毎年各部門ごとに賞を贈っている。
日本民間放送連盟(最新更新日2000/7/28)
URL http://www.nab.or.jp/index.html
担当 阿部祐介(0311999008)