キーワード : CD-ROM  (compact  disk-read  only  memory)

定義
    コンピュータの外部記憶装置の1つで、大容量、高速処理が可能な読み込み専用の記憶媒体。

解説
    音楽を録音するCD(コンパクトディスク)を利用した記憶媒体で、直径12cm、厚さ1.2mmの
 ディスクで片面のみ仕様。CD-ROMの読み取の精度は音楽用のCDに比べてとても高い。内周から外周
に向かってらせん状にピット(穴)を並べていくという方式でディジタル信号を記憶する。穴の部分と
他の部分の反射から、レーザの反射光の強弱をディジタル信号として読み取る。読み出し速度は速いが、
一度データを書き込むと書き直しができないので、普通は、新しくデータを書き込むことができないの
で、変更をする必要のないシステ厶・プログラムや漢字辞書等を記憶させておくことが多い。
    記憶容量は、約600MB(漢字で約3億字)、データをコンピュータヘ送る速度は1秒間に150
KB(フロッピーの約2〜5倍)、データを探し始めてから読み込むまでの検索時間は平均0.5秒であ
る。
    大容量と大量生産時の低コストというメリットを生かして、画像、動画、音声などを収録するマルチ
メディアようとしては、なくてはならない媒体だ。また、最近では、さまざまなフリーウェアやシェ
アウェアが1枚のCD-ROMに収められて、雑誌や本などに付録としてついてあるものもある。
 
 

参考文献
 藤原 よしたか 「インターネット用語がわかる本」日本実業出版社 (1996)
 「情報処理用語辞典」 学研 (1995)
 http://raven.cc.uec.ac.jp/%7Eh9912106/dic106/cdrom.html
 

(担当 : 上田  聖)


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