情報スーパーハイウェィ

(Information SuperHighway)

定義:米国のクリントン政権が進める情報インフラ(社会基盤)整備で、米国全       土に光ファイバの通信ケーブルを張り巡らし、双方向の超高速情報網を構       築しようと言う計画。

解説: 現在の米国経済・文化の大動脈である高速道路網のインタステート(州間)ハイウェイ構想を推        進した上院議員を父にもつゴア副大統領が、やはり上院議員だった1990年当時に議会に提出し       た1991年12月に成立したHPT(Hight Performance Computing Act)法案に基づいたプログラム       で、HPCC(High Performance Computing and Communications)と総称される場合が多い。HPCCは、        スーパー・コンピュータと電子図書館を結ぶ学術研究用のネットワーク計画であると同時に、現状        では解決が困難な癌やAIDS、環境などの問題を国家的課題として取り組もうという計画である。ク       リントン政権はHPCCに続いて1993年9月に全米情報基盤(NII:National Information                Infrustructure)の整備について行動方針をまとめている。これらは米国が新しい時代のリーダー        として再び世界の先頭に立つことを目指すための国家的プロジェクトとして進められている。20       15年には各家庭が仕事場、学校、図書館・研究所と光ファイバによって結ばれる計画である。

参考文献:マルチメディア事典  デジタル・クリエイターズ連絡協議会・編  朝日新聞社
 
 

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<担当:酒井 リカ>