ポケモン(ポケットモンスター)
担当:鈴木 一史

定義
任天堂が構想から6年をかけ、1995年にクリチャーズが開発し、1996年2月に発売したゲームボーイ用ソフトの名称。
解説
小学館の「コロコロコミック」で漫画連載されるようになってから爆発的に売れるようになり、発売本数が1997年8月には500万本を突破し、これまでテトリスが持っていた記録を塗り替え、ゲームボーイ用ソフトの最大のヒット作になった。ゲームはプレイヤーが1匹のポケモンをもらうことから始まり、マップ上を歩くことで出会う他のポケモンと対戦して自分のポケモンを成長させるのが基本で、他のポケモンを捕獲することもでき、ロールプレイング・ゲームとバトル・ゲーム、モンスターを育てる育成ゲームの要素がある。ゲームに登場するモンスターは150種類で、他のポケモンを捕獲するたびにポケモン図鑑にインプットされる。また。ポケモンのゲームソフトには「赤」、「緑」、「青」の三種類があり、ゲーム内容はほぼ同じだが、ポケモンのキャラクターや出現率も異なり、3種類のゲームソフトの中には特定のポケモンのキャラクターがあり、1種類のポケモンだけでは150種類のポケモンを揃えることは不可能なように設計されている。ただし、専用の通信ケーブルを利用すれば他のプレイヤーのゲームボーイにあるポケモンのキャラクターを交換することもできる。ポケモンのキャラクターは大きく「炎」、「水」、「電気」、「草」など15種類のタイプに分類され、「炎」の部類のポケモンは「草」の部類のポケモンに強いが「水」には弱いなど、それぞれのキャラクターに強弱が付けてあることから、じゃんけんの要素も持っている。ポケモンのキャラクターには150種類以外に、幻のキャラクターとして「ミュウ」が存在し、通常の3種類のソフトだけでは完全にキャラクターを揃えることができず、「コロコロコミック」が開催するイベントやプレゼント企画に参加する必要まで考慮されている。

参考文献
ポケットモンスター図鑑 アスペクト
任天堂 http://www.nintendo.co.jp/