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KEYWORD:DVD

担当:鳥海頼宏


定義

 DVDが開発された当初はDVDとは「Digital Video Disc」の略で、ビデオを高画質、高音質で提供するためのものであったが、その後、ビデオだけでなく、コンピュータの記録メディアとして利用する事が可能となり、「Digital Versatile Disc(デジタル多目的ビデオ)」の意味となった。
 直径120mm、厚さ1.2(0.6×2)mmの光ディスク。記憶容量は4.7GB(片面1層記録)〜17GB(両面2層記録)。
株式会社 日立製作所」「松下電器産業株式会社」「三菱電機株式会社」「日本ビクター株式会社」「パイオニア株式会社」「フィリップス エレクトロニクス N.V.」「ソニー株式会社」「タイム ワーナー インク」「株式会社 東芝」の9社で統一されたディスク規格。
 DVD規格の主な物にDVD-AudioDVD-RDVD-RAMDVD-ROMDVD-RWDVD-Videoなどがある。
 

説明

DVD規格:
DVD-Audio Digital Versatile Disc - Audioの略。
 DVD-ROM規格のメディアにオーディオを収録するためのアプリケーション規格。CDを大幅に上回る音質で収録することが可能で、高音質のマルチチャネル再生が可能。 
DVD-R Digital Versatile Disc - Recordableの略。
 一度だけ記録できる、追記可能なDVD規格。CD-R規格と同じように、有機色素を強いレーザー光で変化させデータを反射率の違いとして記録する。色素を化学的に変化させてしまうため、記録部の書き換えは不可能。容量はVer1.0で片面3.95ギガバイトがサポートされていたが、1998年11月に片面4.7ギガバイトのVer1.9が発行されている。最大の特徴は、記録されたデータがDVD-ROMディスクと物理的に完全な互換性を持つため、DVD-ROMドライブやDVDプレーヤーで読み出しが可能となること。 
DVD-RAM Digital Versatile Disc - Random Access Memoryの略。
 書き換え可能なDVD規格。相変化記録方式を採用し、片面で2.6ギガバイト、両面で5.2ギガバイトの容量を持ち、10万回以上の書き換えが可能。1998年11月には片面4.7ギガバイトのVer1.9が発行されている。現在発売されているDVD-ROM装置の中にはDVD-RAMディスクに対応していないものもある。 
DVD-ROM Digital Versatile Disc - Read Only Memoryの略。
 読み出し専用のDVD規格。使用するメディアは、厚さ0.6ミリのディスクを2枚張り合わせた構造になっており、片面単層ディスクで4.7ギガバイト、片面2層ディスクで8.5ギガバイト、両面2層ディスクで17ギガバイトの大容量を実現している。また、すべてのDVDディスクに対して互換性を考慮したファイルシステムが採用されている。 
DVD-RW Digital Versatile Disc - ReWritableの略。
 書き換え可能なDVD規格。記録方式はCD-RWと同じく相変化記録方式を採用、記録層の結晶状態をレーザー光で変化させてデータを記録する。12センチ片面で4.7ギガバイトの容量を持ち、書き換え回数は約1000回。このDVD-RWはDVD-ROMとの物理的な互換性を持ち、物理規格書のVer1.0が1999年11月にDVDフォーラムにより承認されている。
DVD-Video Digital Versatile Disc - Videoの略。
 DVD-ROM規格のメディアにビデオ(動画や音声)を収録するためのアプリケーション規格。画像にMPEG‐2、音声にDolby AC-3の圧縮方式を用いて、片面1層のディスクに2時間程度の映画を1本収録できる。音声のオプションとしては、リニアPCM、MPEGオーディオ、DTS等がある。ユーザーが好みのカメラアングルを選択再生できるマルチアングル機能や、最大8ストリームの音声、最大32カ国語の字幕スーパーを選択再生できるマルチランゲージ機能など、多くの機能を持っている。 

以下、東芝HPからの抜粋

DVD規格の主な仕様(片面一層記録の場合)

(共通 事項)

 

ディスク直径

120mm

ディスクの厚さ

1.2mm(0.6mm×2)

記憶容量

片面4.7ギガバイト

トラックピッチ

0.74

半導体レーザ波長

650/635nm

レンズ開口数

NA=0.6

エラー訂正方式

RS−PC方ョ

変調方式

8−16方式

 

(映像再生用の仕様)

 

転送レート

可変方式 平均4.69メガビット(映像+音声)

画像記録方式

MPEG2画像圧縮

音声記録方式

Dolby AC−3*(5.1ch)、LPCM  (NTSC)
MPEG2 AUDIO、LPCM    (PAL/SECAM)
(最大8か国語の音声と最大32か国語の字幕を記録可能)

録時間

133分
(転送レート平均毎秒4.69メガビット(映像+音声)時。
DolbyTMAC−3(5.1ch)3言語4サブタイトル
を含む。)

ファイル管理構造

Micro UDF および ISO−9660

 

(コンピュータ用の仕様)

 

ファイル管理構造

Micro UDF および/または ISO−9660

*“Dolby”は、Dolby Laboratory Licensing Corporation の商標です。
Copyright(C) 1995 - 1997 TOSHIBA CORPORATION. All Rights Reserved.

 

参考文献

TOSHIBA CORPORATION HP http://www.toshiba.co.jp/
パイオニア株式会社 HP http://www.pioneer.co.jp/
BNN on the NET http://www.bnn.co.jp/

Copyright(c),2000 Yoshihiro Toriumi. All rights reserved.