アメリカの National Television System Committee
が開発、1953年
に連邦通信委員会(FCC)が採択した走査線525本、毎秒像数30の
カラーテレビジョン放送の標準方式(コンポジット信号の規格)をいう。
NTSCの特徴としては以下のものが挙げられる
●走査線525本の2:1インターレースで毎秒30枚の映像を送る。
(インターレースとは点の集合で図形を表すラスタスキャン型ディス
プレイでの画像表示形式の1つで、1枚の画像の走査線を何回かに
分けて出力する方式のこと)
●白黒テレビジョンとの両立性があり、白黒信号とカラー信号の両方
が伝送可能である。
(その他の放送方式)
・PAL方式・・・走査線625本、毎秒像数25枚
・SECAM方式
日本・カナダ・韓国などではNTSC方式
ヨーロッパなどではPAL方式やSECAM方式
1)「標準パソコン用語辞典」、牧谷秀昭
発行、1999、株式会社秀和システム
2)「情報科学辞典」、緑川亨 発行、1990、岩波書店