グーテンベルグ

定義:

本名Johannes Gensfleisch Gutenberg
ドイツのマインツ生まれ。世界初の金属活版印刷術を確立。
→活字メディアの生みの親。

解説:

グーテンベルクは、その人生の記録が残っていないため、ごく一部のことしかわかっていない。(どうせなら自分の技術で自分の人生本でも作ればよかったのに。)
1390年ごろドイツのマインツに生まれる。1438年にフンドレアヌ ドリツェーンと協力して印刷の実験を行う。その後10年間は何をしていたのかはわからない。
そして、1450年ごろに鉛とアンチモンの合金を使った活字を印刷機に組み込み、現在と同じような活版印刷技術を確立。羊皮紙と紙の両方を使って、ヨーロッパ最古の金属印刷物とされている42行聖書を印刷する。ちなみのこの聖書は、個々の文字と全体の調和がとれた美しく、芸術品としても完成度の高い印刷物として有名。

この活版技術は、ヨーロッパ各地に広がり、この後50年間で250都市、1000件を超える印刷所が設けられる。
それまで一部の人々に限られていた書物を広く普及させて市民に知識を与え活字メディアを誕生させ、産業を発展させるなど、文化の伝承と発展に大きく貢献した。

参考文献(ホームページ):

http://www.sfc.keio.ac.jp/ipu/users/t96272tk/ca2/gutenberg.html
http://www.sfc.keio.ac.jp/ipu/users/t95632tk/phomo/history/insatu.html
担当: 渡辺浩充