メディア論(担当:鈴木克明)
グループ作品「メディア論重要キーワード5解説」
キーワード:メディアミックス
定義:
ひとつの作品や 企画をさまざまなメディア、すなわち文字、 絵、音声を用いて,TV、ラジオ、出版 物などを通じ多面的に表現する事。
解説:
なぜ情報を伝える媒体、すなわちメディアがいくつもあるのでしょう。 それは、各メディアがそれぞれ利点と欠点を持っているからなのです。 例を挙げて検証してみましょう。 例えば、TVやラジオは、感覚に訴えかけてきます。その代わりに、 決められた時間、決められた場所でしか観る事ができません。 これに対し、本はどうでしょうか。感覚に訴えかけてはきませんが 文字に残されていることにより、1000年前と全く同じ情報を手に入れることが できます。また文字は、文字にしかできない独特の雰囲気、 内面の感情といった形のないものを表現できます。 しかし、想像力に頼るところが大きい上、文字を知らない人には、 全く意味を伝えられません。
それぞれの利点、欠点をふまえ、補いあう方法の一つがメディアミックスです。
メディアミックスにより、一つの作品は多くの人に、さまざまな機会に より分かりやすい形で触れてもらう事が出来ます。「小説は苦手で・・・」 という人も、映画や漫画なら気軽に見れ、「小説が面白かったから、 もっとその世界を知りたい」という人の欲求も満たされます。 いろいろな媒体、いろいろな角度からひとつの作品を楽しめるのが メディアミックスなのです。
参考文献:
創作研究会 創大祭報告:http://www.edu.t.soka.ac.jp/ipu/users/ntanaka/creation/soudaisai/tenji.html
(担当:鈴木 和宏)